4.外国人価格
 
 お札の束の入った封筒、いいなあ。本当のお金持ちは見栄をはらないという見本のような方ですね。万札の入っていることがほとんど無いヴィトンのお財布って寂しい、といつも思う私です。 今回はホテルの話からです。宿泊費を書くべきかどうか迷ったのですが、理解しやすいということで書き込むことにしました。私はお金持ちですから見栄をはりません(笑)。 それから「午後の紅茶」を購入しました。小6の姪が「午後ティー」と言ったので「なるほど」と感心。言葉の省略は、小学生が一番かもしれません。

 当時のホーチミンでは、メコン川沿いのサイゴンフローティングホテルが最も立地条件の良い高級ホテルでした。ガイドブックによると宿泊費が2万円前後。ホーチミン市内を歩き疲れた時に、ランチやお茶に足を踏み入れ、メコン川の流れを眺めたりしました。

 サイゴンフローティングのすぐ近くに、マジェスティックホテル(一泊6千〜1万円)があります。ベトナム戦争中、開高健を始め大勢の日本人ジャーナリストも宿泊したという、フランス統治時代にフランス人によってデザインされた、とても素敵な外観のホテルです。マジェスティックは憧れでしたけれど、当時は改築中で宿泊できませんでした。
 
 変わりに、メコン川から繁華街を抜けた離れた場所でしたが、1泊6千円ほどのあまり大きくない中級ホテル(ホテル名を覚えていません)に宿泊しました。そのホテルは値段にしてはモダンで広いきれいな部屋、従業員は家庭的、食事は今も忘れられないほどおいしい、と申し分のないホテルでしたので、ホーチミンでの宿泊は全てそのホテルとなりました。
シクロの運転手さん。
 中心街から離れていた為、ホテルからはシクロで行き来し、それはそれで楽しい体験でもありました。1度、高級レストランにシクロで乗りつけ、思いきり嫌な顔をされました。
 レストランの従業員が、貧しい身なりのシクロの運転手さんに、お店の前から早く立ち退くよう促していました。タクシーで行くか、お店から離れた所で降りるべきだったようです。

 誰でも普段着でどこへでも行ける日本は素晴らしい国と思う時です。 ホテルのTVで、アメリカやイギリスのテレビ局の番組が放映されていたのには驚きでした。MTV、BBCニュース、米ドラマ「ダイナスティ」などを全て英語で見ました。社会主義国ベトナムで・・・。

 ベトナムには、観光料やホテルの宿泊料、飛行機や電車の運賃などが、ベトナム人の3〜5倍という「外国人価格」があります。貨幣価値が著しく違う外国人に、ベトナムの安い価格で楽しませる必要はないとも言えますので、賢い手段の収入源かと思います。インドや中国などもあるようです。

 短期の旅行は、ベトナム人価格を知りませんし、外国人観光客相手の世界と関わっていますから、外国人価格は当然のように感じて、それほど腹も立ちませんでした。けれど長く滞在している人は腹が立って、その国が嫌いになる人もいるようです。外国人価格はぼったくり、というケースも多いみたいです。
 ホーチミンの動植物園にも外国人価格がありました。私が入園券を購入したのですが、2枚の意味で、ベトナム語で「2」と言ったと思います。ところが入園する時、私はすんなり通されたのに、友人は外国人用の入園券を購入するよう言われ、入園を拒否されました。パリで購入したブルーとピンクの花柄のサブリナパンツとタンクトップ姿の友人は外国人に、サイゴンフローティングホテルで購入した白いブラウスとジーンズ姿の私は、ベトナム人に思われたのでした19世紀末のフランス統治時代の建物の中央郵便局

RES----- 本当のお金持ちは見栄をはらないという見本のような方ですねとありますが、 これは半分当たってます。しかしもう半分は言動を見ていますと(私より10歳ほど年長の方です)「恥を知らない」と言う言葉が適切です。
 これは本人も認めている事なので何ら遠慮しません。

 彼は女子社員と5人でホテルのレストランで料理を食べていた時に(コースで 8000円か10000円だったらしい。私はいなかった。)小ぶりの焼いた魚が出てきてそれを食べるなり「ホッケだ!ホッケだ!」と叫んだそうです。

 普通どう考えても家庭から持ってくる弁当の中にホッケが入ってる事はあってもコースでそれが出てくるわけはありません。 しかもそのコースはチケットを買うのですがチケットに「ワインを楽しむ会」と明記されているのです。

「ワインとホッケ」なんとも締まりの悪い取り合わせに思えます。
 別にホッケが悪いわけではありませんが女子社員が怒るのも当然です。その声で近くのテーブルの何人かは振り向いたそうです。さらに ボーイがワインを注ぎに来たときによせばいいものを「これ、ホッケだよね。?」と指さし聞いたそうです。

 名前を聞くのならまだしも最初からホッケと決めつけたその物言いにもたじろがずボーイは平然と「・・・・鯛です」と答えたそうですが 女子社員の何人かは恐らく顔から火が出ていたでしょう。
 最も「何という鯛だった?」と私が聞くと女子社員は「わかんない」と言ったのですが。
 
 「外国人価格」と聞くと「給料の多い人ほど互助会費を多く払う会社」とか「営業所に一番近いところに住んでる人が残業する事」と言った会社があったことを思い出しました。続く

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