| 1.保育士の待遇改善等について |
| A |
(教育長答弁)
小田議員からご質問のありました教育問題二点についてお答えいたします。
一点目の保育士の待遇改善等については、女性の就労人口が増大し、保育需要が確実に増えている現在、保護者の多様な保育ニーズに応える必要がありますが、保育士は身分的に不安定な非正規雇用が多く、賃金水準が低いことなどにより、安定的確保が困難な状況にあると認識しております。
しかし、その一方で、県内の保育士は、子どもたちの健やかな育ちを願いながら、日々職務に精励し、また、研修意欲も高く、多くの研修会へ積極的に参加するなど、保育の室を高めるための自己研鑽に努めております。
こうしたことから。県では、来年度の国の施策・予算に関する提案・要望事項として、保育所運営費の拡充による保育士の待遇改善を求めたところであります。
県としては、保育士の雇用の安定が確保され、すべての子どもに、より質の高い保育が提供されるよう、今後も待遇改善について国に働きかけるとともに、指導主事訪問や指導監査等を通じて、職場環境の改善に努めて参ります。
|
| 2.児童虐待について |
| A |
昨年度、児童相談所に寄せられた相談のうち、児童虐待と認められたものは262件となっており、ここ数年、増加傾向にあります。また、その内容を見ますと、心理的虐待や育児放棄に関するものが多くなっております。
児童虐待は、未来ある子どもの心身の成長と人格形成に重大な影響を与え、時には子どもの命に関わる深刻な問題であると考えております。
このため、県では、今年度、児童相談所の職員を増員し、体制の強化を図っておりますが、今後とも各市町村の要保護児童対策地域協議会や関係機関との連携を深めながら、虐待の発生予防から事後ケアまで、切れ目のない総合的な対策を推進し、悲しむべき児童虐待事案がゼロとなるよう努めてまいります。
|
| 3.フッ化物洗口について |
| A |
本県におけるフッ化物洗口の普及など、歯科保健の発展向上に寄与した故臼井和弘氏の功績を称え、平成18年度に創設された「臼井記念歯科保健功労賞」につきましては、第1回の由利本荘市立笹子小学校をはじめ、これまで9つの団体や自治体を表彰しております。
今後とも、他の模範となる歯科保健活動を実践している団体等を表彰し、生涯にわたる歯と口の健康づくりの推進に努めてまいります。
フッ化物洗口事業については、昨年度末、県内19市町村において、291の保育所・学校等で約22,800人の児童生徒がフッ化物洗口を実施し、普及率は、「健康秋田21計画」の目標を上回る43.1%となっており、今年度からは、秋田市と能代市が取組を始めております。
こうした中で、昨年度、一部市町村を抽出して行った調査によりますと、フッ化物洗口を実施しているところでは、小学校6年生の一人平均虫歯本数が、5年間で50%以上減少していたのに対し、実施していないところでは、その減少率が10%にとどまっており、取組の成果が現れているものと考えております。
県といたしましては、今後とも、実施の選択は市町村によるものでありますが、市町村のフッ化物洗口事業への助成するとともに、歯科衛生士による保護者等への安全性や有効性の説明など、きめ細かな支援を行ってまいります。
|
| 4.介護保険制度について |
| A |
県が行った調査によりますと、本県の今年7月の高齢者数は、319,086人で、高齢化率は29.6%となっており、介護保険制度がスタートした平成12年に比べ、およそ4万人、率にして6.1ポイント増加しております。
また、要介護認定者の割合は、平成12年の10.2%から、今年4月には19.5%に増え、介護サービスの利用者も、今年3月末現在で、平成12年のおよそ2.5倍の5万人を超え、さらに、団塊の世代が高齢者となる来年度以降は、一層の増加が見込まれます。
一方、介護サービスの財源を確保するための介護保険料は、一人当たり平均、平成12年の2,940円から、現在は、4,375円とおよそ1.5倍となっております。
こうした状況に鑑み、過度の保険料負担とならないように、給付と負担のバランスに配慮しながら、介護サービスをいかに充実させるかが、大きな課題であると認識しております。
このため、介護予防の一層の推進とともに、介護を必要とする状態になっても尊厳を保ちながら、住み慣れた地域での生活を続けることができる体制を作り上げることが重要であると考えております。
また、こうした施策を進めつつ、施設での介護を必要とする方のため、特別養護老人ホームなどを計画的に整備していくことも大事であると考えます。
県といたしましては、来年度から始まる第5期介護保険事業支援計画において、施設整備はもとより、介護人材の育成や在宅の要介護者に対する24時間の訪問介護等を新たに導入するなど、市町村と連携し、介護サービスの充実を図って参りたいと考えております。 |