1983.9.27「はっぴいえんど特集」

9/27放送 はっぴいえんど特集
ゲスト高橋幸宏
曲名 アーティスト名 収録CD・番号
春よ来い はっぴいえんど
風来坊 はっぴいえんど
12月の雨の日 はっぴいえんど
氷雨月のスケッチ はっぴいえんど
夏なんです はっぴいえんど
風をあつめて はっぴいえんど

放送概要
解説は榛野まなみ(アルコ堂)、「 」内は坂本龍一氏、高橋幸宏氏の話から抜粋したもの

番組が始まるなり、はがきを読んで興奮している幸宏氏。
直筆を某オールナイトニッポン(83年9月7日放送分)でちょくひつと読んでしまったことから
サウンドストリートのリスナーからはがきが来たのでした。

YMO秘話1・1983.9.27

高橋幸宏(以下Tと略)「最近結構YMOやってますね」
坂本龍一(以下Sと略)「来年はもうやめますか?」
T「来年は来年の風がふくということで(笑)」
今にして思えばなかなか意味深な内容です。
この時期すでにYMOの残務処理段階だったんでしょうね。
番組の後半にまたYMO関係について発言があります。

S「ご本人がいないはっぴいえんど特集です。なんか緊張してません?」
T「オールナイトニッポンは生ですからね。・・・ゲストがいなければ緊張しないんだけど」

「春よこい」

はっぴいえんどとその時代背景

T「暗い歌ですね」
S「暗いですね。いい曲ですが」
R「このライブが1973年9月21日、約10年前。10年前というと21ですよ。おじさんたちは24,5」
T「若いなぁ。この頃の生活がでているという」
R「この当時の感じが分からないお子さんもいるでしょう。中央線があって、永島慎二、ガロの世界」
T「時代としては純粋だったよね。純粋に悩んでいたという」
R「高度成長の余波が残っていて、前が見えなくなる時代
ここでガクッてくるんだけど、現実化したのは77年くらいですよ、僕の感じだと」
T「まだ4年あるんだ」
R「この頃だと60年代後半の感じでやってたから。
自由でさ。自由っていうのはなんて説明したらいいか、余裕があるっていうか、みんなが文学者でいい時代だった。
こんな時代もうこない、だってもうすぐ徴兵でしょ」
T「過激なことをおっしゃる」
なんか、すごくいい話を聞いたような気がしました。
いい悪いは別にして、会話の中にもあったように、こんな時代はもうこないでしょうね。
仮に到来したとしても、性格的に合わないだろうし(笑)。
それに、恐らく90年代だろうが、80年代だろうが、
二十歳前後を過ごした時代の匂いはきっと体に染み付いているに違いないですし。

YMO秘話2・1983.9.27

R「これはラストライブ」
T「久しぶりに集まって暗中模索しながら、本当はやりたくなかったとライナーにあります。
R「分かりますね、この感じ」
T「やれっていうからやった」
R「YMOはどうですか、そのへん」
T「笑」
こうして、YMOは散開ライブに突入していくのでした。(笑)


「風来坊」

一曲から広がる世界へ

T「細野さんの曲ですね。一番最後のアルバムに収録されています」
S「初期はバッファロースプリングフィールド、プロコルハルム」
T「このころはリトルフィート、バンダイクパークスなんか聴いてました」
S「茂のギターはニールヤング、茂のギターよかった」
実に勉強になります。この広がり方が、いいですよね。
一曲聴くと、そのバックグラウンドの音楽に溯っていくことができる楽しみ。
本当にYMOで本格的に音楽に目覚めてよかったです。
しかし、YMOしか聴かない人っていうのもいるんでしょうね・・・。
そのバックグラウンドを生かさないのはもったいないような・・・。


松本隆は文学青年だった?・はっぴいえんどメンバー紹介1

T「メンバー紹介してください。みんな大御所なんですがね」
S「ドラム、松本隆」
T「高校生の時、軽井沢で会いました。よく女の子ナンパしてました(笑)」
S「暗い人でしょ」
T「暗かったでしたよ。学校の帰りに渋谷なんかの純喫茶へ行くと、本を読んでました。掘辰雄とか中原中也なんか読んで」


最後のはっぴいえんど?・はっぴいえんどメンバー紹介2

S「ギター鈴木茂」
T「彼はアレンジャーでしょ、彼が今こん感じでやれば新しいんだけど」
S「なかなかできないけど」


映画主演?細野さん・はっぴいえんどメンバー紹介3

S「ペース、細野さん。最近映画なんかに出てますね。居酒屋兆治とか」
T「区役所員の役っていうのを主役ときいちゃって、なんか悪いことしちゃったかな」
S「・・・・・私は何もいいません」


いじめっこ大滝さん・はっぴいえんどメンバー紹介4

S「担当楽器はタンバリンでしたっけ(笑)」
T「ギター弾いてたじゃないですか、アコースティックギターとか」
R「一枚目のソロアルバムが圧倒的にいい」 T「この頃ファンでした」 R「伊藤銀次がいじめられてました。大滝さん、よっぱらい嫌いで」

「12月の雨の日」

坂本氏、高橋氏の青春記

曲中、大滝さんとのエピソードが語られましたが、割愛。(身内ネタ多し)
S「むせ返すような青さ」
T「青春の青さですね。教授はこの頃なにやってたの?」
S「学生でひまでひまで時間がありあまってた」
T「学生やりつつロンドンポップ、サディスティク・ミカ・バンドやってました。ガロの時期」
S「喫茶店なんか5、6軒回って、それでもヒマでヒマで。何やってたんだろ」
T「漢字のひとつでも覚えればよかったんですよね」
S,T「(笑)」

オールナイトニッポンでの騒ぎについて、
かしぶちくんのコンサートが好評だったことなどの話。
(割愛させていただきます)

「氷雨月のスケッチ」

鈴木茂氏エピソード、高橋氏と細野氏の出会いのエピソード

T「この鈴木茂くんの家は自動車整備工場で、お兄さんがめちゃくちゃこわい
電話して、茂くんいますか?いないよ、どこいるか知らない。ガチャって切られちゃうんです」
S「まじめなんでしょ」
T「ひっこみじあんで、純真でね」

T「細野さんも変わってませんね。
軽井沢のダンスパーティーであったんです。バーンズっていうバンドに参加してて
ボソボソって今度遊びにいっていい?って聞くわけ。その頃軽井沢に別荘があって」
S「ほー」
T「すごい離れたところなんだけど、細野さん自転車でやってきたの」
S「自転車で」
T「お茶漬け食べたんだけど、ぼくスプーンで食べたの初めて、のこしちゃったっていうわけ」
S「あの人、自分のこと言わない?」
T「スタジオきてもひげそらなくちゃとかいってますね」
S「おかしな人ですね」

「夏なんです」

S「細野さんがんばって」
T「ぼくはこれから生番組」
S「深夜までご苦労さん」
T「みんな疲れているんです」
S「おやすみなさい」
「風をあつめて」

ということで番組終了。
この番組からもう15年も経過しているんですね。
この時代がはっぴいえんどから10年。
それ以上の年月がすでに経過しているんですね。
月日が経過するのは早く出来事が風化するのは早いわけで。
そういう意味でこのページを更新しているのかも知れません
最近、極力詳細に記録しようとしているので、最近、遅れぎみですが、よろしくお付き合いください。



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