1984.2.14「デモテープ特集」

2/14放送 デモテープ特集
曲名 アーティスト名・出身地 「  」内は放送中の坂本龍一コメント
それ以外は華屋龍一(アルコ堂)の注
Mass 沓沢静・
福岡県
琴でYMOのマスを弾き、ひとつひとつ多重録音したもの。
「これでも厳選された中から選ばれたもの(笑)」
イン・ザ・スティル
・オブ・ザ・ナイト
玉津行宏・
京都府
ファイブ・サティンズの同曲を一人アカペラで完成させたもの。
「この手は初めてですね」
本人の手紙ではコード付けで失敗したとのこと。
「英語が山下風です」
校歌 高山茂・
山形県
校歌を演奏したもの。
6人の軽音楽部が1983年11月9日に行われた文化祭で演奏した一部
「住所がすごい」
ぼくは、きみは 岡崎潤平・
長野県
弾き語りで唄っているもの。
「誰に影響されたのか全く不明」
甘い夜 近藤わたる ジャパンのデビッドシルビアンのような歌唱曲
「本人は、音楽の知識はないというが本当かな。よくできています
デザイナー的でレコードにしてもいいかも。手紙は女性的ですね」
CDデモテープ1ライナー訂正:Hotaruではなくてわたるが正しい
東風 佐藤暢章
+圷 達彦・
茨城県
YMOの東風をコピーしたもの
選局理由「今回送られてきた中で一番ひどかったので」
「ドラムがシブイ。特にタム。手紙を読むとおかし箱」
詳細はこちら
ネコふんじゃった 福島敏信・
大阪府
日曜品を利用して楽団を作ったもの。演奏曲はネコふんじゃった
演奏は自分と弟と妹とその友達
「なかなか可愛い曲」
手紙に音源を音原と誤字。イメージを喚起すると教授に好評。確かにいい響き
反解釈 シュール・レア・ケーキ YMOBGMに収録されそうな、リズムがゆったりとした曲
タイトルはスーザン・ソンタグの同書から引用したもの。
「なんか引き込まれるものがある」
夢の三重奏というマンガが同封されていた。
マニ60のうた 吉田恭一 「イントロ、ホール&オーツ(笑)」
ロシア民謡のカチューシャに歌詞をつけて歌っているもの。
歌詞はマニ60(国鉄のオンボロ貨物車)のこと
「一気に明るい雰囲気になってきた」
「国鉄労働者かと思ったら中学生だった」
日比野克彦風のデザインカセットケースに包まれた作品
注:国鉄=現JRのこと
エピローグ 立石和良・
横浜市
「間奏部はほとんどプロですね」
YMOの散開を記念した戦メリ風の曲。
CDデモテープ1ライナー訂正:無題ではなくエピローグが正しい
家出 工藤葉月・
宮城県
自宅2階で家出の状況をシミュレーションしたもの。
歩いたり、せりふがあったり。
「アイディア賞もの作品です」
組曲「ディジタルディスプレイを買った喜び」からナンバーズ 井口拓自 トロンボーンでライディーンをやった人(1983.5.10放送分)が再び挑戦
ディジタルディレイを購入した記念の曲。
「大衆に迎合するYMO、原田知世を食べる坂本龍一など他の曲のタイトルが良い」
CDデモテープ1ライナー訂正:組曲から喜びまでが抜けている
Giappone 岡元清郎・
三重県
出ました岡元節。デモテープ1にも収録された曲。未聴の人は至急聴くべし
タイトルはイタリア語でジャパンという意
「和音(コード)感覚がユニーク。イントロもいいけれど、作る人はいる。だけどコード感覚が良い。これを発展させて欲しい」とべたほめ状態でありました。
当時、RCファンの友人にも好評でした。
また、岡元くんは矢野顕子をがんこと呼んでいたそうです。
写植術極意・一寸の巾 今井荘之助
+今井明美・
長野県
写植のオペレーターをしている夫婦が作ったデモテープ
今は、オフセット印刷が主流なので、写植オペレーターじゃなくて、DTPなんだろうな。
写植の仕事を歌ったもの。鉄道唱歌に似ている曲
「奥さんの声が吉田日出子に似ていて親近感が持てる」
教授ゴメンネ 無記名 高橋幸宏の声を録音したテープでスクラッチしたもの
「まったく聴くに耐えませんね(苦笑)。なんでしょうかこれは」とまんざらでもない様子(笑)

放送内容など

この年の2月には2回しか放送されなかった。
(ちなみにデモテープ特集とシブリク特集)
理由はアマチュア音楽コンテスト(YMF・ヤングミュージックフェスティバル)が放送されたため。
ちなみに、グランプリに輝いたのはローザ・ルクセンブルグ。
このグループは後日、当時坂本が所属していたミディよりCDを発表していた。
蛇足ついでにYMFの審査委員長に細野晴臣、審査委員に矢野顕子、伊藤銀次など。
司会には、デビューアルバム「ロゼ」(名盤!)を坂本にプロデュースされた飯島真理が。
また、後日NHK総合で決勝大会がオンエアされた。
当方に録画テープ有(笑)

ちょうど風邪をひいているのか、声の状態が良くない。
またコメントに「なるべくユニークなものを選んでいる」としていることから、
グートとは方針が違うことが分かる

この回で、デモテープのレコード化の話題が出ている。
5枚組でという話も(冗談ではあるだろうが)。これが出ていたらすごい話。
個人的には、初期サンストテーマ「フォト・ムジーク」を収録して欲しい。

郡山のYMO散開ライブで、かしくれロックンロールの作者にあった人から手紙。ラジオで聞くより好青年でしたとのこと。

参考資料:オンエアされたテープ、CDデモ・テープ1、当時の記録ノート


1984年1月から6月リストに戻ります

サウンドストリートメインに戻ります

ホームページに戻ります