1985.11.26「デモテープ特集」

11/26放送 デモテープ特集
曲名 アーティスト名・出身地 「  」内は放送中の坂本龍一コメント
それ以外は榛野まなみ(アルコ堂)の注
ネパールの子供のうた 入沢智子・
小田原市
ネパールの子供が歌ったものを録音したものです。
77年に父がネパールに山登りした時に録音したとのことです。
「未知との遭遇のラストみたい」
Martin Lutter King ネヤガワ 1963年キング牧師、20世紀最高の演説を録音したものです
学校でつかう禁持ちだしの教材なので、住所・氏名は匿名で送ってきました。
声の抑揚がメロディアスに聞こえたとのこと。
「スピーチが持っているリズムが気持ちいい」
ブライアン・イーノとデビッドバーンのコラブレーションアルバムにも、
この種の傾向のものがあります。
坂本龍一氏のアルバム「未来派野郎」のバラエティショーではマリネッティの演説が、
アルバム「1996」ではレーニンの演説が引用されています。
「スポーツと気晴らし」エリックサティのコピー トニーヒース・
富山市
ピアノの発表会で同曲を演奏しながら、友人の朗読を流したものです。
「英語をしゃべっている女の子の声がかわいい」
対立赤羽誠時計のアラーム音が重ねられているものです。
当時の状況詳細はこちら
これはなんだ赤羽誠戦メリと坂本氏のDJがミックスされているお笑いものです。
「私は怒っていますよ(笑)」
当時の状況詳細はこちら
チャイムの歌野村達士・
愛知県
街頭放送に合わせて歌う犬の声を録音したものです。
「ホラーっぽいものだなぁ、ついに来たと思いましたね」
デモテープ1に収録されています。
当時の状況詳細はこちら
Gustave Part.1浅野智子カンボジア料理店での体験を再現したものです。
気持ち良いピアノ曲と、旧約聖書の朗読。
この曲を聴いてディックの小説を思い出したのは私だけでしょうか。
使用した言語はヘブライ語、イタリア語、英語。
「環境音楽っぽい。今度、エスニックパンクっぽいものをやってください」
作者の浅野さんはステッピン・イン・トゥに参加、その後初のデモテープ。
彼女は完全に独自のスタイルを確立してしまいました。
いるつぁまるむ末石やすじろう逆SETです。
YMOのアルバム「サーヴィス」収録の銀行強盗のギャグをローマ字に変換、母音と子音を分解して、逆から録音、
その後テープを逆から再生して通常に戻したという複雑な過程で製作されたものです。
「大変だったと思うけれど、もう少し分かりやすくしたほうがいいかも。」
ただし、坂本氏の二人の子供には評判が良かったみたいです
ジェット・エア・ライナーaccoスティーブミラーバンドの同曲をコピーしたものです。
ハワードジョーンズ風のアレンジ。
「声もよい、シンプルなのがさらに良い。リアレンジは選曲が重要」
なお、カバーものはそんなに多くないとのことでした。
ハーフC.M.C・
大阪市
出ました、槇原範之氏。教授が絶賛しています。
「良くできている。かなり好きですね。ほとんどプロの技です。
最後の部分を変えればこのままシングルが出せる」
事実、後日プロデビューしました。その後の活動はご承知の通りです。
しかし、この人、テクノポップ風アレンジで曲を作ってほしいものです。
浮気なぼくら風のアルバムなんか聴いてみたいですね、本当に。
「ついにここまできましたね、アマチュアも」
曲構造の分析まで始めた坂本氏でした。
デモテープ1に収録されています。
ハラッパ宮岡秀一矢野顕子の曲私のにゃんこをコピーした曲です。
ドラムは、犬のあくびと吠えた声を重ねたものです。
「なかなかかわいいですね」
このオリジナルの曲はNHKみんなの歌で放送されました。
なかなかアニメが可愛かったです。
He found this井上晃と井上和彦サンプリングものです。
「サンプリング部分はいいけれど、ドラムが少し弱いかな」
当時の状況詳細はこちら
Ice Mirror小口弘之これもサンプリングものです。
売りは泉谷しげるのマネして馬鹿野郎、馬鹿野郎とどなったところです。
「音がいい」
BODY SNATCHERS平野弦・
和歌山県
細野晴臣のアルバム「SFX」から「ボディスナチャーズ」のコピーです。
(ただし、現在同CDに収録されている2種類のものではなく、LPの方に収録されている日本語版のコピー。
「ボーカルピッチを上げて、声を高くして女性の声にしている。
ただボーカルのリズムが甘い。前に走り過ぎ
録音のテクニックはかなりある」
OBLATION高村タエコ初期デモテープ特集の匂いを残している曲です。
ピヨピヨという言葉が何度も反復される環境ものっぽいです
「明るいものを作ろうとしたら、暗くなってしまいました。それは本質が暗いものがあるのでは」
花へんろきょうこ卵の輪切り音とともに歌っているものです。
「狂女っぽく歌っています。私はそのものかと。夜中はやめてください(笑)」
予告デモテープ「とうちゃん」小野正幸(SEMO&忍耐バンド)「とうちゃん腹減ったよ」のギャグものです。
かしくれ、こんなのはモーのみなさんが製作しているアルバムの予告編テープ。(3月時点)
アルバムDAYSから「涙よありがとう」SEMO&忍耐バンド予告編以降に発表された彼らの散開アルバムです。1年4カ月かけて作られました。
メンバー全員読んでくださいとのリクエストに応えて、46人全員の名前を読む坂本氏でした。
この人たちがデモテープ特集を引っ張ってきたといっても過言ではないかもしれません。
雑誌「ビックリハウス」にも通じるノリがありました。嗚呼、古き良き80年代前半空気感よ。

放送内容など
デモテープ1の訂正:赤羽誠さんの「これはなんだ」が抜けています。
デモテープ1の訂正:SEMO&忍耐バンドのDAYSはアルバムタイトル。かかった曲は「涙よありがとう」。
この後の12月3日放送を待たずして、この回でデモテープ特集は終わったという感覚があります。(最終回は別にして)


1985年7月から12月のリストに戻ります

サウンドストリートメインに戻ります

ホームページに戻ります


All contents copyright
1983アルコ堂EX・未森幸月