1986.3.11 未来派野郎小特集

3/11放送
曲名 アーティスト名 収録CD・番号
ステイ・クロース 高橋幸宏+スティーブ・ジャンセン POCA-00302「ステイ・クロース」
ネオ・プラント 如月小春+坂本龍一 K32X78「都会の生活」
都会の生活 如月小春 K32X78「都会の生活」
錬金術 デビッド・シルビアン VJCP-23210「錬金術」
GT 坂本龍一 MDCL-1245「未来派野郎」
大航海 坂本龍一 MDCL-1245「未来派野郎」
黄土高原 坂本龍一 MDCL-1245「未来派野郎」
パロ・リブル 坂本龍一 MDCL-1245「未来派野郎」

放送概要など・(一部抜粋して紹介)

「  」内は放送中の坂本龍一氏のコメント
それ以外は榛野まなみ(アルコ堂)の注です。


今回は、「未来派野郎」の曲が四曲も紹介され、期待以上の出来の良さに敬服した回です。
それでは、内容紹介といきましょう。

「こんばんは、坂本龍一です。
最近特集続きだったので、一人でぽかーんとやってみたいと思います」

「ステイ・クロース」
最近(1998年)の高橋幸宏さんになくなってしまったクールさが、この曲にはあります。
UKバンドのプラスには期待したのですが・・・。
「ステーブと幸宏が仲良く作っています。ドラムの音、特にスネアの音がいいです」

手紙が以前の十倍ほどもきているとぼやく坂本さん。最終回効果ですね。
デモテープ1に収録される「両眼微笑」の命名者である、海の幸さんがうれしいと手紙。
「鳩よ!」という詩の雑誌に良く載っていた方とのことです。

2月28日にアルバム「未来派野郎」が期日ぴったりに完成したと報告。
「音楽図鑑とは大違いですね」
「4月4日からは初の全国ライブツアーメディア・バーンのリハーサルも始まります」

「ネオ・プラント」
この曲は本当にクールです。機会があったらぜひ聞くべきです。
未来派野郎の予告編的サウンドになっています。
聞きやすいTV−WARという感じでしょうか。
坂本さんもこんな感じの曲はもう作ってくれないのでしょうか・・・。
「この曲が収録されている都会の生活にはネオ・プラントのダブバージョンも入っています」

「都会の生活」
「高橋悠治さんが作った曲です。変わった曲ですね。僕この曲好きです」

番組をやめるな、やめるなという手紙が大量にきたようですが、
きりがないし、暗くなるので紹介しないとのことでした。
そのわりには何通か紹介していました。

「錬金術」
「これはA面に延々収録されています。ビデオ用の曲を元に作り直しています。
ピアノは僕で、ギターは土屋昌巳くんです。元気でニャンニャンやってるのかな(笑)」
これは、フジテレビ系で放送されていた「夕焼けニャンニャン」のことだと思われます。
土屋さん一時期司会をしていましたからね。

この番組が終わったら坂本さんの声はどうやって聞いたらいいでしょうという手紙に対して
「声を届けるシステムを考えています」との回答。
結局、これってなんだったんでしょうか?。
やはり民放で放送した「サウンドビジュアート・不思議の国の龍一」のことなんでしょうか?

また矢野さんがゲストの回はとても良かったとの手紙も。
最近暗くなりがちだったので明るくて良かったのだそうです。

ここから、「未来派野郎」からの曲が紹介されました。

「GT」
「GTというのはグランドツーリズモ。イタリア語です。車のGTと同じです。
これはシングルのバージョンでLPには入りません。LPにはGT2を入れます」
ちなみにCDには両方入っています。
また、CDのジャケットは二種類存在していて、公式ジャケット(坂本さんが横向き)と
未来派的デザインの二種類があります。

「もうツアーの準備に入っていて、メンバーも決まりました。
スクリッティ・ポリッティのフレッドくんにもオファーしたんですが、
アルバムの録音に入るということで残念でした」
「今回の(ツアー)は、禁酒禁煙ツアーと呼んでいます(笑)。スリムでフィジカルなツアー」

「大航海」
「ショコラータのかの香織さんにイタリア語で歌ってもらっています」
「ジュールベルヌ「月世界旅行」なんかの世界。
夢とロマンをOTTにのせてみました。僕もOTTしてみました(笑)」

「峠のわが家も一年に一枚というアルバムでしたが、この未来派野郎も一年に一枚のアルバム。
一年に一枚のアルバムを二枚作ってしまってこの後半年どうしょうかと思い悩んでいます」
同感です。この二枚は、私にとっていまだに彼らのベストワンアルバムです。

「黄土高原」
未森さんがこの曲をこの番組で初めて聞いた時、
広大な平原と大河、そして電子回路の中を流れる電子たちが同時に重ね合わされた映像が見えたそうです。
それ以来、坂本龍一さんの曲の中でベストワンとのこと。
「黄河の源流の平原ですね。
自分一人で機械を使いながら、グルーブというかノリを何とかだそうとして努力しました」

「この後のDJはサイズというバンドの松浦くんが担当します」
サイズは嫌いじゃないし、アルバム、ビデオ全部もっていますけれど、
番組自体は一度しか聞いたことがありません。
確か戸田誠司さんがゲストだったような。

「パロ・リブル」
「未来派野郎の坂本龍一でした。おやすみなさい」

この回も好きな回の一つです。
なんといっても「未来派野郎」の曲がメディアで紹介されたのが初めてだったのでは。
良い曲が紹介され、新譜が初公開、しゃべりもおもしろく、サウンドストリートの理想的な回でした。
これで、ラスト前でなければ・・・。


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