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| メディア・タイトル | 感想(その日の気分)・備考など |
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・CD 「ストレンジ・フラワーズ〜細野晴臣プレゼンツ」〜2002.04.03リリース 新生デイジーワールド参加予定アーティストによるオムニバスCDアルバム。 なんと言っても話題は細野+高橋幸宏による新バンド「スケッチ・ショウ」のカバー 「ごきげんいかが、1.2.3」というところか。 個人的には期待を上回る内容では残念ながらなかったが、 これはYMO時代から期待が大きいためであり、 今後リリースが予定されているであろう、フルアルバムに期待したいと思う。 まだその全容が明らかにされていないだけに、 ここでは楽しみだ、としておこう。 むしろ個人的には若い世代の音楽家たち、 ゲリラチャン、イーター、takagi masakatsu、ヲム、マイカボックスといった新人に期待してしまう。 せっかく、エイベックス資本が全面的にバックアップしているのだから、 この機会を利用(表現は悪いかもしれないが)して、未知なる新人音楽家たちの 発掘に努めてほしい気がする。 いずれにしろ、今後が楽しみなレーベルの一つだということは間違いない。
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BOOK・「空飛ぶ馬/北村薫」
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・CD 「九階に在る食堂/大正九年」〜2000.02.21リリース テクノに限らずポップなもの(音楽に限らないが)には毒があるという持論を持っているのだが、 同時にある種の郷愁も感じるという気がする。 この郷愁は多分若いだけの頃には分からないもの。 様々なポップなる正体不明の存在を経験してこそ分かる、そんな独特の感覚ではないかとも思う。 同時に様々な要因が重なった結果の感情ゆえに、 個々それぞれが違った郷愁というものを持っているのではないか。 とはいうものの、分からない人にはいくら年齢を重ねたところで絶対理解しえないそんな感覚であることも事実。 実に不可解な感情だといえるだろう。 「大正九年」の作り出す音楽、 特に「ベイベ」には坂本龍一氏いうところの「ぐっとくる」感覚を感じてしまう。 これがある音楽はメジャーであれ、マイナーであれ、個人的に支持してしまうし、 これがないと逆に魅力がないとさえ思えてしまう。 「大正九年」は活動をメジャー展開するらしいが、 くれぐれもキワモノ音楽として支持されることがないように祈りたい。 毒と郷愁を隠した、あくまでもポップな音楽を…。
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パソコンソフト・「アドビ・プレミア6.0」
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・CD 「cloudy sky/ビーチェ」〜2002.02.27リリース マーティンデニーの音楽が夕暮れからの時間とするならば、彼女の音楽と声を聴く たび、夏の午後から夕方にかけてのなんともいえない気だるい時間のことを思うこと が多い。特に歌詞が夏を歌っているわけではないし、いわゆる夏の雰囲気を醸し出す 類の音楽ではないにもかかわらず。 ただこれもまた記憶の中にある時間なのはいうまでもない。記憶というものは実に 便利なもので、記憶そのものはとぎれとぎれでもその一つ一つの記憶が全体を形作 り、ひとつの大きな記憶として心の中に残る、記憶とはそういうものだという気がし てならない。 彼女の音楽に話を戻そう。最新曲についていえば、あまり変化しない印象を受ける ため、物足りない気がすることも事実。いっそ、前作「ネクター」のリミックス盤で もよかったのではないか。実際、シングル「アン・アップル・ア・ディ」のカップリング 曲「I Wanna Take You Home」(実は「アン・アップル・ア・ディ」のハウスミックス)では、 声をあくまでも素材として使い、新しい魅力を抽出することに成功しているのだから。 なにより彼女のウィスパー・ボイスは実によく電子音と融合する。 ギターとバンドではないもう一つの方法論を試してみて欲しいと思うのは、 やはり彼女の音楽と声質に心酔する一人の聴き手側の欲なのだろうか。 最新アルバムもそろそろ手元に届きそうな予感がする。
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カセット・「Lyrisme/西村由紀江」
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・CD「COMICA/坂本龍一」〜2002.02.27リリース 「未来派野郎」と「LIFE」が好きなアルコ堂主催者にとって、 このアルバムはかなり上位に位置(ただしジャケットは別。これは下位に近い)しているのだが、 坂本ファンはどういう評価を下しているのだろうか、ということが気にかかる。 昔からのファンはともかく、本作「COMICA」は、 「energy flow」以降のファンにとって特に厳しい内容だったのではないか。 いわゆる「癒しの坂本」をイメージしている人々のこと。 個人的にはかなりポップ(特に毒という部分)だと思っているのだが…。 もっとも、前作でのファンは本作がリリースされること自体、 認識しているかどうか、あやしいところだが。 結局のところ、ポップ、非ポップの違いは僅差にしか過ぎず、 聞き手側の意識次第でどうにでもなるということなのだろう。 実際、この種の前衛的な音楽ばかり聴いている人が、 従来の坂本音楽などに触れた場合、 その過剰なまでの甘さに辟易するのではないか。そんな気がする。 とはいうものの、この種の音楽が好きではあるが、 やはり甘い坂本音楽も好きだし、聴きたいと思うのも事実。 常に音楽表現の方法論が揺らいでいるからこそ、 次回作に期待するわけで、何作も同じ傾向作品が続くのは逆につまらないのかもしれない。 それにしても、もう半世紀(!)生きている坂本の創作欲と疾走感は只事ではない。 「枯れてしまった」という評価を下す坂本ファンもいるようだが、 「LIFE」〜「COMICA」時の活発な活動を見落としているのではないか。 いずれにしろ、これからももっともっと聞き手側の期待を軽く裏切る音楽を聴かせてほしい。 スレた一坂本ファンとして、運命共同体というような心持ちでついていきたいと思っている。
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文庫・「ちくま日本文学全集・江戸川乱歩」
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・CD「セレク豚/電気グルーヴ選曲」〜1994.01.21リリース コンピレーションアルバムは選曲する人の嗜好が垣間見られるので好きな企画。 特に意外な人が意外な選曲していることに驚いたり、 自分と嗜好が似ている選曲をしていることに嬉しくなったり。 レコード会社を越えたコンピレーションアルバムは少ないのが残念ではあるけれど。 (本作でも電気が所属していたソニー系列の音源からセレクトされている) このアルバムでは砂原氏の選曲が自分の嗜好と全く合致していて興味深い。 いまさらながら自分の中で電気=砂原、だったということか。 ゆえに砂原脱退を持って電気に対する関心を失ったと言えるのかもしれない。 さて、本CDは、東宝怪獣の鳴き声(!)を曲間に折込みながら、 電気のメンバーがセレクトした楽曲を聴く構成になっている。 当時、買い損ねていたのが惜しまれる。 リアルタイムで体験していたら、また別の意味で楽しめたに違いない。 何度も書いていることだが、 この種のコンピレーションアルバムがもっと企画されたら面白い状況になるような気がする。 一年間を振り返る「細野晴臣年間セレクションコンピレーション」とか、 一ヶ月を振り返る「月間小西康陽」等など…。 実現が無理ならば、せめて机上で楽しむことにしようか。
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コミック・「キャラ者/江口寿史」
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・CD「ナイアガラトライアングルvol.2/佐野元春・杉真理・大滝詠一」〜2002.03.21リリース 大滝詠一というアーティストに対する個人的なイメージはやはり細野晴臣とのかかわりの部分で 「はっぴいえんど」、あるいは寡黙な音楽家、あるいはフィル・スペクター的な音を作り出す音楽家というような認識に留まっている。 実はあの名盤「ロング・バケーション」もほとんど聴いていなかったこともあり、 恥ずかしながら音楽家としての認識度は非常に低い、ということをここで告白しておこう。 むしろ、ポップス評論家としての印象が強いかもしれない。 そんな貧弱な大滝音楽経験者ではあるが、本作だけは何故か印象深い。 中学校時代、このアルバムの曲を集中的に聴かされて嫌になった記憶があるため。 旅先で聴くモノ、読むモノがない苦しみというものを知った初夏が忘れられない。 あれから二十年。二十周年を記念してリリースされた本作を懐かしい思いから購入、 あの懐かしい曲を探してみる。 …「ない」。なぜかない。どこをどう探してみても収録されていない。 ボーナストラックは何曲も収録されているにもかかわらずオリジナルが収録されていないのは何故なんだろう。 確か佐野元春の楽曲だったと記憶しているのだが…。 記憶違いにしては記憶があまりに鮮やか過ぎるし、 何よりあのソニーウォークマンUとミュージックテープは忘れられないのだが。 事情通の方にぜひとも今回の未収録曲の謎を教えてほしい。 それ以降大滝音楽に触れる機会がないまま、 別の日本音楽史(いわゆるYMO系統の音楽)を延々と辿ることになるわけだが、 その二十年あまりの音楽探求の旅が自分に与え続けてくれたモノを検証するとなると、 膨大な時間がかかるような気がする。誰のためでもなくただ自分自分の記憶のための検証作業。 いつか本格的に語る時が来るのだろうか。 その日のために今はこのメディア日記で簡単なおしゃべりを続けることにしようか。
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DVD・「仮面ライダーアギト5」
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・CD「Angelique/西村由紀江」〜1986.05.21リリース デビュー作にはその後の全てが込められているという言葉は誰の言葉だったか。 確かにそのようなデビュー作を持っている音楽家は多いが、 彼女の「Angelique」にその印象があまり感じられないのは、 プロデュース過多だったということなのだろう。 実際、言葉は過ぎるかもしれないが、彼女の音楽性が前面に出ている、という印象より、 むしろアルバム「Angelique」に参加する一新進演奏家、という印象を受ける。 これはおそらく自分自身がデビュー作から西村音楽を聴き続けていないためなのだろう。 「大地のうた」以降リアルタイムで聴いている者には、 あれ以降の音楽が標準の西村音楽なのだから。 とはいうものの、最近聴いている西村音楽は初期〜中期の西村音楽が多いのもまた事実。 変わらないでいてほしいと思うのは聞き手側のエゴに過ぎず、 約二十枚ものアルバムをリリースしている音楽家の意識の変容を辿るという、 一つの楽しみ方を実践しているのだろう。 彼女自身のプロデュース作品も、オーバープロデュース作品も。 西村由紀江音楽に限らず、 坂本、細野、高橋といったキャリアが長い音楽家の作品を聴き続けているということで、 音楽そのもの以外の楽しみも同時に味わう機会を得ているのだとしたらなんと幸せなのだろうか。 やはり、自分の根幹では「音楽を聴く」という行為が重要な位置を占めているのだろう。 もっと音楽を聴きたい。今、西村由紀江の音楽を聴きながら改めて思うのだ。
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・CD「FOR TWO-PIECE/SMOOTH ACE」〜2002.01.30リリース デイジーワールドコンピレーションアルバムでジングルを担当していた彼らによるセカンドアルバム。 ジングルのクオリティが高いことから購入するに至ったもの。 細野晴臣、高橋幸宏、渡辺香津美、清水靖晃というようなそうそうたるメンバーが プロデュースを担当しているが、個人的には彼らがプロデュースしていない楽曲の方に、 実は未来を感じる。特に「Honesty」「Drivin」の2曲はかなり質が高く、 新しい世代による新しいポップスの可能性が垣間見られる。 結局のところ、新しい世代が生み出す良質な音楽を見つけ出し、 聴くことこそが、かつてYMOを基点に音楽を聴きだした者からの 音楽に対する恩返しのような気がする。つまり、いつまでも過去に捉われていては駄目ということ。 といいつつ、YMOや音楽を聴きだした時期の音楽、好きなんだよね…。
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