1983アルコ堂日記
2005年08月分


このページはmimo1983がその日体験(購入・視聴)したメディア、その他から紹介するものです。
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※なお使用している画像は自分が購入したものを撮影しています。
著作権などで問題がある場合、ご一報いただければ幸いです。


2005/08/01(月)「コカ・コーラCMソング集 1962-89」
2005/08/02(火)「イエローマジック歌謡曲」
2005/08/03(水)「ハイスクール ララバイ / イモ欽トリオ」
2005/08/04(木)「ラヴ・サウンズ・スタイル読本1」
2005/08/05(金)「ラヴ・サウンズ・スタイル読本2」
2005/08/06(土)「ラヴ・サウンズ・スタイル読本3」
2005/08/08(月)「銀河鉄道の夜/中原香織」
2005/08/09(火)「Chronological Collection 1978-1981/坂本龍一」
2005/08/10(水)「坂本龍一のベスト盤のこと」


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2005.08.01(月)

メディア・タイトル 感想(その日の気分)・備考など

・CD
GNCP-1005
「コカ・コーラCMソング集 1962-89」

2005.03.24-Release


音楽ファンが一度は夢見た”幻”の一大企画が、ここに実現!

1962年の記念すべきコカ・コーラCMソング第1号(フォー・コインズ)から、 加山雄三、フォーリーブス、ピンキーとキラーズ、 赤い鳥、スタイリスティックス、トランザム、矢沢永吉、早見優、佐藤竹善らを経て、 89年のJAY -WALKまで、各時代のトップ・アーティストによる54曲を一挙収録。
C&W、GS、ボサノヴァ、ソフトロック、フォーク、R&B、テクノ、AORなど、そのジャンルの幅広さと、 CMソングの枠をはるかに超える音楽性の高さは驚異的。

懐かしくて、そして新しい――まさにJ-POPの宝石箱と呼べるアルバムの登場!

 そういえば最近、というよりこの十年というもの、ほとんどTV番組を観ていない。 せいぜい朝の時計代わり、あとは週一度日曜の朝30分見るくらいというところ。 あとはDVD鑑賞を目的とした道具としてのTV利用か。
 これは魅力的な番組が、とか面白い番組がないというようなことではなく、 自分のライフスタイルの中にTVというものが位置づけられていない、という事なんだろう。

 特にTVを見ない生活を続けていても不都合はない。 殺伐とした話題を惜しげもなく強制的に提供してくれるニュースは見るだけで憂鬱になるし、 バラエティ番組やドラマを見ずに話題から乗り遅れたとしても死にはしない。 むしろ好きな映画を一本、本を一冊読んだ方がよほど刺激的。

 子供の頃はどうしてあんなにTV漬けの生活だったのか。 TV中心の、正確にはTV番組中心の生活と言ってもいいだろう。 今となってはただ見たという記憶だけが残っているだけなのだが。 子供の頃の思い出の中には家族と友人と、そしてTVがある風景がある。 それにしてもいつの間にTVから卒業してしまったのか。

 そんな子供の頃のTVの思い出の中で、番組自体は忘れていてもCM曲はなぜか印象に残っているものが多い。 このCDには誰もが知っているであろうコカコーラのCMソングが詰め込まれている。 確かにCM曲を集めたCDは何枚もリリースされているし、実際所有もしているのだが、 このCDが別格なのは曲の量と質の違いか。 なにしろ一商品のCMソングが可能な限り集められ、収録されているのだから。 商品の歴史と言っても言いすぎではないだろう。

 さてCDを聴いていくうちに記憶の断片が蘇ってきた。 TVから卒業する前に、TVが自分の生活の一部だったあの頃に再び戻ったかのような気分。 懐かしくて、ちょっとだけ甘酸っぱいそんな気分。

…たまにはTV、見てみようか。

その他

・CD/坂本龍一の音楽/坂本龍一


2005.08.02(火)

メディア・タイトル 感想(その日の気分)・備考など

・CD
MHCL490
「イエローマジック歌謡曲」

2005.02.23-Release


YMOの3人が作詞・作曲・編曲プロデュース等、何らかの形で関わった“テクノ・ポップ歌謡”的な音源をなんと3枚にまとめあげた作品。 今や入手しにくい音源までをも網羅。 坂本龍一いわく“YMOはアルバイトで、本業は歌謡曲”というコメントもあながち冗談では済まされきれない楽曲をラインナップ。 マニア絶対必須アイテムでしょう! 選曲/監修:田中雄二。

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1999年のCD、「テクノ歌謡シリーズ」、あれはあれで楽しめたんだけれど、 やはりYMOの三人が係った楽曲のみのCDが欲しかったので、 今回のこのCDはまさに待ち望んだCDだと言えます。

実際には個人的に集めてきた様々な音源で、 個人が楽しむベストCDは作成しているんだけど、 こうしてまとめられるとやはり嬉しいものです。 ネットで音源のみが購入できる時代に確実になるとは思うけれど、 やはりパッケージソフト収集の楽しみはやめられないよね。

以下にまずは曲名を。

ディスク: 1
1.YELLOW MAGIC CARNIVAL(single version) / マナ
2.エレクトリック・ラブ・ストーリー / 近田春夫
3.ユー・メイ・ドリーム / シーナ&ザ・ロケット
4.チャイナ ローズ / 金井夕子
5.憧れのラジオ・ガール / 南佳孝
6.夜の翼 / 南佳孝
7.IDOL ERA / サンディー
8.CARNAVAL / 大貫妙子
9.AH! SOKA / スーザン
10.浮かびのピーチガール / シーナ&ザ・ロケット
11.ラジオと二人 / ラジ
12.アパルトマン / ラジ
13.春咲小紅 / 矢野顕子
14.ハイスクール ララバイ / イモ欽トリオ
15.コンピューターおばあちゃん / 酒井司優子
16.恋はルンルン / 伊藤つかさ
17.ティアドロップ探偵団 / イモ欽トリオ
18.プリティー・ボーイ……大・丈・夫 / 中原理恵

ディスク: 2
1.赤道小町ドキッ / 山下久美子
2.サマルカンド大通り / スーザン
3.哀愁のデスマッチ・ラブ<予告篇> / アゴ&キンゾー
4.夏の雫 / 三田寛子
5.ハートブレイク太陽族 / スターボー
6.しあわせ音頭 / 柏原よしえ
7.コズミック・サーフィン / コスミック・インベンション
8.ねらわれた少女 / 真鍋ちえみ
9.ロマンチスト / 真鍋ちえみ
10.雪列車 / 前川清
11.三国志ラヴ・テーマ / 小池玉緒
12.I Like Best / 山田邦子
13.哲学しよう / 山田邦子
14.だって、ホルモンラブ / 伊武雅刀
15.ティーンエイジ・イーグルス / イモ欽トリオ
16.きたかチョーさん まってたドン / 川上さんと長島さん
17.君の名はサイコ / 郷ひろみ
18.毎日僕を愛して / 郷ひろみ
19.From Tokyo-Endingメロディーはリピートで- / ユミ

ディスク: 3
1.わがままな片想い / 松田聖子
2.まりン / 飯島真理
3.鏡の中の十月 / 小池玉緒
4.ダンスホールで待ちわびて / タンゴ・ヨーロッパ
5.ピンクの鞄 / 高橋美枝
6.玉姫様 / 戸川 純
7.風の谷のナウシカ / 安田成美
8.ピンクのモーツァルト / 松田聖子
9.ファンキーマージャン / 竹中直人
10.リセエンヌ / 原田知世
11.クララ気分 / 原田知世
12.タキシード・ムーンで夕食を / キララとウララ
13.銀河鉄道の夜 / 中原香織
14.生意気娘 / 中原理恵
15.NEO-PLANT (12inch single ver.) / 如月小春
16.SIAM PARADISE / 少女隊
17.天使のゆびさき / 西村知美
18.時代よ変われ / つみきみほ

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うーん、何度見てもその多種多様な楽曲群には驚かされます。 松田聖子と竹中直人、イモ欽トリオと如月小春が同じフィールドなんですから。

ネット上の批評を読んだりすると「あの楽曲が入っていないのは何故?」 「この選曲ではダブりが激しい」などという書き込みがあるけれど、 それはそれで仕方ない事だと思うんですよね。 言い出したらキリがないというか。

自分だってあるわけですよ、やはり。 イモ欽トリオの「失恋レッスンABC」裏ハイスクールララバイだよね、 中原理恵のアルバム「インスピレーション」から「プリティー・ボーイ……大・丈・夫」が収録されるなら、 「ナンバー・ワン」だって入れてほしかった、 飯島真理だったら「きっと言える」、あるいは「黄土高原のカバー」だよね、とか。 何しろ三人のファン歴、長いから。

でもこうしてリリースされてしまった以上、無理を言っても仕方がないんじゃないかなあ。 重要なのはYMOの三人が係った歌謡曲が、 こうしてまとめられたというところではないか、ということ。 これをきっかけに何か広がっていけば意味が出てくるんじゃないかなって。 例えば80年代の再評価、テクノ歌謡再評価とか。
広い視野で物事を見てほしいものです。

リリースされて約半年、数回聴けばコレクション棚に収納されるCDが多い中、 ずっと聴いている数少ないCDです。

というわけでしばらくは収録されている楽曲について書いていこうと思っています。

その他

・CD/ツール・ド・フランス/クラフトワーク


2005.08.03(水)

メディア・タイトル 感想(その日の気分)・備考など

・CD
MHCL490
「イエローマジック歌謡曲」収録

「ハイスクール ララバイ / イモ欽トリオ」

2005.02.23-Release


この曲の衝撃さというのは多分今改めてこの楽曲にふれる聴き手には理解できないものがあるのではないか。 これに限らず過去の音源や映画などを見て、「これなら今の方が…」「当時にしては」というような言葉を聞くことがあるが、 それは現在から過去を見るからそう思うのであって、過去に無から生みだされたという事を失念しているのではないかと思う。 YMOの音も現在なら簡単に再現できるけれど、重要なことは無から生み出したというところにある。 時代背景はもちろんだが、「エキゾサウンドを電子音楽としてアメリカのディスコでヒットさせる」というようなコンセプト、 そして三人のミュージシャンが集結した偶然さ…。何が欠けたとしてもYMOサウンドは生まれなかったのだから。

余談はさておき、「ハイスクール ララバイ」のこと。
ボーカルを除けばほとんどYMOだし、さらには言えば細野晴臣によるYMOトリヴュートという趣さえある。 自らがYMO音楽から核になる部分を取り出してセルフカバーをしているというところか。 当時TVでイモ欽トリオがこの曲を演奏?する時にしても、YMO的な動き(実際には誇張しすぎではあったが)を引用していたことだし。
特に前ノリの演奏、高橋幸宏のドラム、サビの開放感が素晴らしい。 この時期の幸宏のドラムは何度聴いてもいい。 「イエローマジック歌謡曲」にも収録されている「プリティー・ボーイ……大・丈・夫 / 中原理恵」はその極致か。

個人的に「ハイスクール ララバイ」はテクノ歌謡(ここではイエローマジック歌謡であるが)の最高傑作。

昨今リリースされているYMOトリビュートアルバムに感じる違和感というのは、 その核の部分が全く感じられないものが多いからではないか。 いわば音源を利用しただけで表層だけなぞったようなものが多すぎると思う。

その結果が次のような元YMOの三人からのメッセージにつながるというわけだ。 http://www.ymo.org/

いずれにしろ当時リアルタイムで体験したYMOの音楽を聴いていた自分のような者にとって大切な一曲。 同じような位置付けにあるのが「天国のキッス/松田聖子」「春咲小紅 / 矢野顕子」というところか。。
曲を聴くたび、様々な事を思い出すが、特にキャンプの思い出とこの曲+「BGM/YMO」が重なるのだった。懐かしいものがある。 こうしてまた80年代前半の旅が続くのだった…。

その他

・CD/僕は僕なりに夢をみる/堂島孝平


2005.08.04(木)

メディア・タイトル 感想(その日の気分)・備考など


・BOOK

ラヴ・サウンズ・スタイル読本/監修 濱田高志
2004.10.05発行


オムニバスCDは楽しい。
なぜなら選曲家の音楽嗜好と選曲の葛藤が垣間見られるから。

音楽嗜好について。
音楽嗜好が同じ傾向ならば嬉しいことは嬉しいのだが、 自分が作るオムニバスCDと似てくる。 つまりは意外性があまり感じられないCDが生まれる。 ということは自分で作った方が待つより早いという事になる。

しかも同じ嗜好の人が作った場合、自分とのちょっとした差異が気になってしまう。 「この作品がどうして収録されていないのか」という事。 それならば違う音楽趣向の人が選択したオムニバスものに、 一、二曲自分と同じ嗜好の曲が入っていた方が嬉しくなるというもの。

葛藤について。
自分で作って個人で楽しむCDは、 特にレコード会社の垣根を気にしなくてもいいため、 自由に作る事が出来るのだが、 市販されたるCDはそういうわけにはいかない。 様々なレコード会社の権利関係や、 アーティストの意向(オムニバスものには楽曲を提供しない)などの問題があるだろうから。 これは前記の「この曲が…」につながることではあるけれど。 それを一つずつクリアしながら商品として流通させるということは並大抵の努力ではないだろうと思う。 たかが選曲、されど選曲である。

オムニバスCDにはそんな作り手側の事情が見える。

以下その2に続く

その他

・CD/specialite/かの香織


2005.08.05(金)

メディア・タイトル 感想(その日の気分)・備考など


・BOOK

ラヴ・サウンズ・スタイル読本/監修 濱田高志
2004.10.05発行


自室のCD棚には様々なオムニバスCDがある。
いくつかあげていこうか。

1.自分の嗜好とほぼ同じもの。
「イエローマジック歌謡曲」
「テクノ歌謡シリーズ」
「テクノマジック歌謡曲」
「電子音楽・イン・ジャパンシリーズ」
「テクノ歌謡デラックスシリーズ」
「ムーンライダーズのイイ仕事シリーズ」
「松本隆風街図鑑」

2.自分の嗜好に近いもの。
「ディスコ歌謡シリーズ」
「懐かしのCMソング大全シリーズ」
各種トリヴュートもの

3.自分の嗜好ではなかったが楽しんでいるもの。
「喫茶ロックシリーズ」
「Light Mellowシリーズ」
「CITY POPシリーズ」
「LOVERS ROCKシリーズ」
「ETHNIC SOUND SELECTIONシリーズ」
「WORLDS FAVORITES COLLECTIONシリーズ」
「60Sキューティ・ポップ・コレクションシリーズ」
「ラヴ・サウンズ・スタイルシリーズ」
などなど
この時点でCDが百枚を軽く突破しているあたりがアルコ堂主宰者らしいか。

さてここで重要なのは 1でも2でもなく実は「自分の嗜好ではなかったが楽しんでいるもの」。
自分の嗜好でないと思っていたにもかかわらず、 オムニバスCDとしてリリースされ、 興味を持ち実際に購入して視聴した結果、 実は嗜好に合致する作品群だったというオムニバスシリーズ。
こういう出逢いがあるからオムニバスシリーズはやめられないのだ。

特に
「喫茶ロックシリーズ」
「Light Mellowシリーズ」
「CITY POPシリーズ」
「ラヴ・サウンズ・スタイルシリーズ」
「LOVERS ROCKシリーズ」
は個人的にヒットしたオムニバスもの。

音楽が気に入った、何度も聴いている。 となるとアルコ堂主宰者は次の段階として、 様々な音楽を取りまく情報が欲しくなるというパターンに。

そんな時にやはり書籍が重要になる。 関連書籍はほぼ同時期に発売されているため、 音楽を聴きつつ書籍を読むことで、 ますますその音楽に対する興味が増してくる>さらに関連CDを購入>ますますCDが増えるというわけである。

優れた書籍は数多いがなんといっても田中雄二氏による「電子音楽inJAPAN」、 その姉妹編の「電子音楽in(lost)world」は他の追従を許さない驚異の力作である。

ちなみに前記五シリーズのうち、前四シリーズは書籍が、後一シリーズは特集された雑誌があるため、 実に役立っている。 もちろんここで取り上げている「ラヴ・サウンズ・スタイル読本」もだ。

以下その3に続く

その他

・DVD/仮面ライダー響鬼1


2005.08.06(土)

メディア・タイトル 感想(その日の気分)・備考など


・BOOK

ラヴ・サウンズ・スタイル読本/監修 濱田高志
2004.10.05発行


というわけで、このラヴ・サウンズ・スタイル読本は1960〜70年代の国内録音によるイージーリスニングアルバムより 選曲、構成した編集盤「Love Sounds Style」シリーズ(全6タイトル)の発売に合わせて企画された書籍です。
ちなみに「Love Sounds Style」シリーズは、インスト演奏を中心に、楽曲の魅力、アレンジ、演奏スタイル、 日本の職業作・編曲家の傾向をも俯瞰すべく編集された作品集。なお、こうした音楽は「軽音楽」「ムード音楽」、 最近では「ラウンジミュージック」「カフェミュージック」など時代に即した呼称で呼ばれているのが特徴です。

しかしこうなるとなんでもあり、という感じですね、音楽も。 まさにヒットチャートだけが音楽ではないし、 売れなくてもいい音楽だという聴き手側の逆説的な優越感も関係ないと。

一般の人にとって気にもとめられなかった音楽が、 こうして評価されていくという状況は、とても関心深く面白いなあ。 どんな音楽も面白く、つまらない音楽などないという事に他ならないわけで。

そのこぼれ落ちがちな音楽を発掘する人が必ずいて、 さらにはそれを支持する人たちも確実に存在するということには一種の希望を感じます。 ネット配信が音楽流通の次なる方法になるのは確実なわけですが、 そこからこの手の音楽はこぼれ落ちるという不安があったけれど、 支持する人たちがいる限り、音楽は絶えることはないという気がします。

音楽の世界は広いなあ。ますます好きになる。

その他

・CD/プレイアデス舞曲集/田部京子


2005.08.08(月)

メディア・タイトル 感想(その日の気分)・備考など


・CD
MHCL490
「イエローマジック歌謡曲」収録

「銀河鉄道の夜 / 中原香織」

2005.02.23-Release


アニメーション作品「銀河鉄道の夜」といえば三人しかいなかった劇場を思い出します。 初日にもかかわらず三人しか観客がいず、 「これで採算は取れるのだろうか…」と思ったのがつい先日のように思えます。
現に大ヒット作品にはなりませんでしたが、それなりに好きな映画ではあります。

ちなみに細野晴臣による「銀河鉄道の夜・オリジナルサウンドトラック」はかなり気に入っていて、 彼のお仕事の中で「SFX」と並んで好きな作品です。
以前にも書いた気がしますが、真夏に聴いても、真冬に聴いてもイケる、まったく稀有な作品だったりします。 普通、イメージが固定されてしまうものですが、これはどちらの季節でも不思議と違和感なく聴く事ができます。 ぜひ未聴の方にはオススメしたいです。
映画は…、まあ関心のある方はどうぞ、というところでしょうか。 余談ですが個人的には年末に一度は観る映画です。

さて本曲ですが、実はあまり印象にない作品です。
というのも当時サントラには収録されず、シングル盤でのみ発売だったためです。 ちょうどCDとレコードの端境期で、シングル盤は過去の遺物になりつつあるというような状況でした。 しかもイメージソングという扱いでもあり大々的な宣伝もなかったため、 一般にはもちろんのこと、アイドルマニアかYMOマニアにしか認識されていなかったようにも思えます。 それが彼女と、この楽曲の最大の不幸だったような気がします。

音楽的には大好きな音楽家の一人である戸田誠司さん、福原まりさんによるサウンドで未来派していたのですが…。
同じイメージソングでも、 本作品の作曲家である細野晴臣による「風の谷のナウシカ/安田成美」とはまた別の運命を辿った作品といえるでしょう。
とはいうものの曲の内容は悪くないので機会があればぜひ聴いてみてください。

その他

・CD/君が想い出になる前に・オリジナルサウンドトラック/西村由紀江


2005.08.09(火)

メディア・タイトル 感想(その日の気分)・備考など


・CD

「Chronological Collection 1978-1981/坂本龍一」

2004.09.22-Release


 こんな記憶はありませんか。 「1/144ガンダム」を購入しようとしたら、「ドダイ」や「ギャン」が一緒にセット販売されていたとか、 ゲームソフト「スーパーマリオブラザーズ」と「マイティボンジャック」、「バードウィーク」がこれまたセットで売られていたような記憶が。

 アルコ堂的にはアルファレコード、再生YMO便乗商法が記憶に新しいのかもしれませんね。 ただ過去音源の発掘という意味では、毎月CDが続々とリリースされたのは好ましかったりします。 内容は別にしてですが。

 坂本氏についてもコロムビア時代の作品が、坂本イベントにタイミングをあわせたようにベスト盤としてリリースされることがあります。 …偶然でしょうけれど。

 例えばエナジーフローの時期にCD「坂本龍一の音楽」が、 YMO時期に「フェイヴァリット・ヴィジョンズ」などのリリースが記憶に新しいです。 三枚組の「Chronological Collection 1978-1981」は突然リリースされましたが、 あれは9年ぶりのソロアルバムリリース、坂本ピアノベストアルバムリリースなどと偶然リリースが一致したということでしょう。 そのほかにも「東京ジョー」があったような気もしますが。

 ベストに限らず、初ソロアルバム「千のナイフ」についても通常盤、Q盤、紙ジャケットという感じでリリースは定期的に行われています。 その都度購入しているわけですが。

 過去の財産を徹底的に活用するレコード会社は、ありがたい反面、ある意味ではファン泣かせではあります。 商品に若干でも付加価値があればそれはそれで評価できるのですが…、 中には「どうだろう、これ。またかよ」というものもあるわけです。

 「Chronological Collection 1978-1981」は、坂本龍一のコロムビア時代に残した曲を収録した3枚組コンプリート・コレクション。 歴史的名作「千のナイフ」(1978年)や、 岡本一郎をリーダーとする“ダンスリー”とともに作ったアルバム「ジ・エンド・オブ・エイジア」(1981年)のほか、 坂本龍一&渡辺香津美による「東京ジョー」と「kylyn」も1枚のディスクにまとめて収録。

 教授の初期作品を堪能できる作品集です。 初CD収録作品として「ドラグーン」が追加されているあたりがファン泣かせです。 それ以外の楽曲はオリジナルCDで持っているわけですから。 ともあれこれから教授作品にふれる人、初期坂本音楽にふれていない人にはいい商品ではないかと思います。 価格もまあ、三枚組にしてはお買い得感があります。

 しかしこういう商品にふれる度に新しい坂本音楽を聴きたくなります。 やはり今この世界のどこにもない坂本龍一の音楽が一番いいと思っているのだと思うから。 ピアノベストアルバムもいいけれど、最新オリジナル作品「CHASM」のような作品を期待してしまうのでした。

その他

・CD/ピュア2/オムニバス


2005.08.10(水)

メディア・タイトル 感想(その日の気分)・備考など


・CD

坂本龍一ベストアルバムの事



 君が一人のアーティストのファンになったと仮定しよう。

 そのアーティストはキャリアを重ねているアーティストである。 当然アルバムは複数枚リリースしている。 しかもアルバム毎にコンセプトや音楽が異なっている…。 そんなアーティストのリリースしたアルバムから 自分の嗜好にあったものを探し出すのはなかなか難しい。

 そんな時にベスト盤というのは役に立つ。 アーティストの活動を俯瞰できるし、 なにより一般的な楽曲、言葉を変えれば分かりやすい楽曲が収録されている確立が高い。 自分の嗜好にあった楽曲が見つかれば、その楽曲が収録されているアルバムを選択することで 自分の嗜好にあったアルバムに辿り着く率が高くなるはず。

 この場合、複数のレコード会社を移籍している場合、当然ベスト盤も会社毎にリリースされているはずで、 今度はベスト盤の中のベスト盤を選択しなければいけないという本末転倒ぶりが味わえるだろう。それもまた楽しいのだけれど。

 ただし、これはアーティスト自身が公式に認めているベスト盤についてという事。 レコード会社が独自に作るベストアルバムが問題なのだ。 例えば移籍に伴い、新所属レコード会社からのニューアルバムとほぼ同時にリリースするベスト盤や、 ブームに乗ったベスト盤など。これらはアーティストの意向が反映されていないため、 選曲やコンセプトがいまひとつぼやけた商品になりがちでもある。 しかも油断しているとすぐに廃盤になるため、 マニアにとって購入すべきかしないか迷う商品になる。

 そういう意味でレコード会社独自企画である「フェイヴァリット・ヴィジョンズ」「坂本龍一の音楽」「坂本龍一のベターデイズ」は 非常に判断に苦しむ商品である。差異があまり感じられないのがその一番の理由。違うのは若干の選曲の違い、 曲順の違いというところ。コロムビア時代の作品はベストを購入するよりオリジナルを購入するべきといえる。

まあ3枚もリリースしているのでコロムビア時代の坂本音楽未体験の人は一枚くらいは購入してもいいのかもしれない。 いい音楽の旅を!!

その他

・CD/why not?/fantastic plastic machine





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