1983アルコ堂メディア日記
5月前半分


このページは未森幸月がその日体験したメディアを紹介するものです。

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1999.5.1

メディア タイトル 感想(その日の気分) 備考
CD 「カップルズ」
/ピチカート・ファイヴ
聴けば聴くほど味が出るアルバムの一つ。 こんなアルバムを作った小西さんはやはり尋常な才能ではない。

毎月毎月たくさんのCDが発売されて、消費されつづけていくけれど、 いつまでも古びないそんなアルバムがもっと聴きたいと思う。 このアルバムは10年以上前のアルバムだが、 まさにそれを体現しているではないか。 音楽の持つ力(マジック)。いつまでも信じたい・・・

・1987年
CD発売
BOOK 「朝雲/川端康成」
国書刊行会刊
・書物の王国10
「同性愛」収録
女教師に憧れる少女のモノローグで綴られる物語。 非常に美しく、短編であることが惜しまれる。 吉屋信子作品「花物語」に通じる美しさがある。

実は大正から昭和にかけての文学というものに非常に引かれている。
稲垣足穂、宮澤賢治らに代表される「永遠少年」。
尾崎翠、吉屋信子らに代表される「絶対少女」。
毎年一年間テーマを決めて自分の持っている資料などの素材を中心に、 とことん追求する傾向があるのだが、 このテーマでこの一年追求してみようか。

それにしても「朝雲」、川端先生の美意識全開で、何度読んでもいい。 こんな作品をリアルタイムで読むことは不可能なのだろうか?。



1999.5.2

メディア タイトル 感想(その日の気分) 備考
CD 「ミヤシロ」
/パシフィック231
もうすぐ夏。 そろそろエキゾサウンドを聴きたくなってきたけれど、まだ早い。 では、ということでこのアルバムをとりあえず聴いてみる。 架空の人物が作り出した架空の音楽。 コンセプトが非常に面白いし、それに勝らぬ音楽。 快、である。

・1998年
CD発売
BOOK 「紫苑の園/松田瓊子」
国書刊行会刊
・淳一文庫収録
六人の少女たちが寄宿舎生活を送る「紫苑の園」。 新入生香澄を中心に少女の愛、友情、喜び、哀しみを綴った物語。 昭和16年初版以来読みつがれてきた少女小説の名作。 (帯中から引用)

考えてみれば、この思想は少女漫画に受け継がれているということに気がつく。
いずれにしろ23歳の若さで夭折してしまった彼女は何を見続けたのか、 この物語を読むことで各々が解釈するしかないのだ。
彼女の作品として他にこの物語の完結編である「香澄」、 「七つの蕾」がある。



1999.5.3

メディア タイトル 感想(その日の気分) 備考
CD 「HARMIONY」
/EPO
坂本龍一氏の「チベタン・ダンス」がカバーされている一枚であるが、 聴きどころはそれだけではない。 全曲の編曲を担当した清水信之氏の職人芸が充分に堪能することができる一枚でもある。 音自体もいわゆる「ディア・ハート」の音、 具体的には一口坂スタジオ、ONKIO−HAUSの音になっている。 (分かる人が分かればこの際良い) それにしても、実に健康的な音と詞。 坂本龍一氏いわく「健康的な音楽」を作り出すことが出来る貴重な存在なので、 また、この手のサウンドを作り出して欲しいもの。

・1985年
CD発売
BOOK 「第七官界彷徨/尾崎翠」
ちくま文庫刊
分裂心理学を専攻する精神科医の一助、 植物の恋情と肥料の関係を研究する大学生二助、 人間の第七官にひびく詩を書きたいと思っている語り手町子(痩せっぽちの娘)の兄弟と、 音楽予備校生で調子はずれのピアノを奏でる従兄、三五郎という 現実感の希薄な登場人物たちが、 くたびれた平屋建の家で繰り広げる風変わりな共同生活の日々を描いた作品。
際限なくふくらんでいく夢想にひきかえ、現実の彼らは皆内気な恋の挫折者で、 人工菜園の蘚の恋愛に興味を持つような植物的人間たちなのだ。 性の生臭さを感じさせることのない性愛の象徴としての植物的な恋愛がそこには描かれている。

ここで、尾崎翠について。
この作品によって独自の世界を確立しながら、 頭痛鎮静剤ミグレニンの常用による幻覚、神経症の悪化により、 故郷に強制送還され筆を折った不運な作家でもあったと付け加えておこう。



1999.5.4

メディア タイトル 感想(その日の気分) 備考
CD 「ドミンゴ」
/カエターノ&ガル
ボサノヴァのアルバムを昨年度夏から秋にかけて、 集中的に聴いている。このアルバムもその中の一枚。
カエターノはブラジル音楽の重鎮ともいえる人。 映画「ブエノスアイレス」サントラなどにも参加しているが、 このアルバムは彼の30枚を越えるアルバムの中、 唯一のボサノヴァアルバムでもある。 ガル・コスタとの気だるいデュエットは、 全篇聴きどころ満載。
夏にはまだ早いが、今年もエキゾとボアノヴァ三昧になりそうな予感が・・・。

・1967年
LP発売、
1998年
CD発売
BOOK 「空耳見聞録
〜遊佐未森のいる風景」
河出書房新社刊
実はこの本に収録されている小説「空耳の丘」シリーズがなければ、 遊佐未森のファンではなかったといっていい。 正確にはこの物語が存在していたことで、 現在につながる遊佐歴が途絶えることなく続いているのだ。

初期の作品(ハルモニオデオンまで)が好きな理由の一つに、 完璧なまでに遊佐未森というイメージをコントロールしているということがあげられると思う。 音楽、グラフィック、アートディレクション、発言等々。 もっとも、逆にいうならばイメージをコントロールしたというより、 元々遊佐未森が持っている資質を強化したといった方が適切なのかも知れない。 それらを総括している一冊がこの本であるといってもいいと思う。 自然体で音楽を作りつづけている現在の彼女も魅力的ではあるのだが、 この失われた初期のコンセプトは今も魅力的なのだ。

いずれにしろ、小説「空耳の丘」シリーズは、今だに自分の中の世界観の一つであり、 自分のホームページでもこの物語から引用している部分がある。 未読の方はぜひお読みいただきたい。



1999.5.5

メディア タイトル 感想(その日の気分) 備考
CD 「ルパン三世
テーマ・コレクション」
/オムニバス
再評価されているルパン音楽。 第一期の山下サウンド、第二期の 大野雄二サウンドがそれぞれ違う層、違う文脈で(大部分は重なる部分があるのだが) 再評価されるということは非常に好ましいことだと思う。
ということで、話題は「ラブ・スコール」である。 この楽曲を歌唱しているアーティスト、 サンドラ・ホーンがあのサンディの変名(もしくはオリジナル?)であるのは サンディのコアなファンにとっては周知のことだと思う。 彼女はすっかりアジアからハワイ系サウンドの人になってしまったが、 この手の聴かせるムードサウンドもまた取り上げて欲しいもの。 このまま南国系歌唱にとどまるのは実に惜しいと思うのだが・・・。

・1991年
CD発売
CD 「スロッビング ディスコ キャット」
/石野卓球
初回限定2枚組を購入する。 彼のアルバムは必ず購入することにしているが、 このアルバムを聴くと、 もはや石野氏と砂原氏の音楽性の違いが顕著に現れていて、 電気グルーヴとしての活動はもはや期待できないのではないだろうか?。 (ちなみにアルコ堂は砂原派なのだが)
いずれにしろ両者とも、いわゆるヒット性を考えていないところが素晴らしく、 この両者のサウンドがチャートを荒らすことを考えると非常にワクワクしてしまうのだが。
追伸:初回特典ボーナスCDには、映画「メモリーズ」のエンディング曲が収録されているので、 CDで聴きたい方は、こちらをオススメしたい。ジャケットが白黒なのが限定版。

・1999年
CD発売
BOOK 「いつのまにか晴れ」
/高野寛
最近、自分の中で高野寛ブームが今起きていて、CDはもちろん、 ソリトンSIDE−Bなどを真剣に見ている。
この本は某誌での連載エッセイ、対談、 書き下ろし短編小説などが収録されている初めての単行本。 神秘的なものが好きな意外な一面が見え隠れして、 発見が多い一冊でもある。 ニューアルバム、楽しみである。

・1992年
発売


1999.5.6

メディア タイトル 感想(その日の気分) 備考
MD 「夕闇テクノ編
/個人編集オムニバス」
これを読んでいらっしゃる方でMDをお持ちの方、 自分でテーマを決めて編集していませんでしょうか。 ただCDをダビングして個人で楽しんでいる人も多いのでしょうが、 やはり編集してこそMDの良さが出るのではと思います。 各々の個性が色濃く出ますし、オススメしたいものです。 特に大量のCDをお持ちの方は、自分のライブラリーを再点検する機会にもなりますし。
ということで、今回久しぶりに個人で編集したMDを聴いてみたのですが、 なかなかのものでした。(って自画自賛か) 収録は、エイフェックス・ツイン、 パンバスキッチン、 細野晴臣、戸田誠司、 小泉今日子&船山基紀、 ジ・オーヴ、hideki−okada、 ハワイ・コーリング、 ECHOE、スピリチュアル・ヴァイヴスという感じ。 夕闇が近づく頃に聴きたい雰囲気を持ったテクノ系楽曲を集めてみたものです。 これが実に良くハマル。
皆さんもテーマと選曲したリストを教えて欲しいものです。

・1998年
MD制作
COMICS 「地上の星座
/岡野史佳」
今回は宮澤賢治の銀河鉄道の夜が取り上げられています。 久しぶりに花巻の宮澤賢治記念館&花巻、北上方面に行こうかな。

余談はさておき、内容です。 定時制高校に入学した伊東日輪子は、 過去に起きたある事件をきっかけに心に深い傷を負っていた。 しかし、年齢や経歴等様々な違いのある仲間たちとの触れ合いに、過去の自分を払拭し、 ゆっくりと確実に未来への希望を抱き始めていく・・・。 定時制高校を舞台に贈る感動、青春ファイル登場! (作品解説より引用)

ということで、今回の作品で好きなキャラは佐々木和寿さんということで。

・1999年
発売


1999.5.7

メディア タイトル 感想(その日の気分) 備考
CD 「リング
/高野寛」
高野氏の2ndアルバム。

なんと言っても「カレンダー」ですね。 曲自体泣けるのですが、 特に後半ストリングスが大々的に導入される部分にかかると、 もはや涙ものです。

このアルバムは、全体的に音色や音の配置がかっちりと決まっているので、 好んで聴くアルバムでもあります。 こういう自宅録音派的な音楽好きです。

・1989年
CD発売
COMICS 「思考少年1
/藤原薫」
また、某さんから紹介されたコミック。短編が六編収録されています。 本当に彼女が薦めるものってどれもこれも素晴らしいです。 崇拝しちゃいます。

余談はさておき、その中の「フィーリング」がアルコ堂的で好きです。 音が「見える」少年と幼なじみの少女。 少年が奏でる音楽が彼女に見えるのだろうか?。 特にラストシーンは涙ものです。 美しい楽曲を聴いた時のような感動に包まれます。

みなさんは音を「見た」経験はあるでしょうか?。

・1999年
発売


1999.5.8

メディア タイトル 感想(その日の気分) 備考
CD 「ダーリン・オブ・ディスコティック
/ピチカートファイヴ」
福富幸宏氏がすべてのプログラミングを担当している本作。 マキシシングル的な扱いらしいが、内容は充実しまくり。 ジャケットも良いし、音も最高、アルバムはこのシングルの延長だとするならば、 大いに期待できるような気がする。今世紀最後の?傑作アルバムが誕生の予感が。 こんなにクールでいいのでしょうか。特に2曲目のアレンジ大好きです。

それにしても売り切れ店が続出で非常に購入するのに手間がかかった。 しかもゴールデンウイークを挟んだため、更に入手が遅れることになった。 今頃聴くことになるとは不覚・・・。

・1999年
CD発売
CD 「MIDI−BEST−FILE
/コンピレーションアルバム」
坂本龍一、大貫妙子、 EPO、鈴木さえ子、 かしぶち哲郎、清水信之、 高橋鮎生らのMIDIレコード初期楽曲を集大成したアルバム。

現在のMIDIでは想像がつかない顔ぶれの皆さんが作り出していた楽曲の数々。 MIDIの音を思い出すと非常に懐かしい思いにとらわれる。 あの時期にしか作り出すことが出来ない やさしい音楽が生み出されていたなとつくづく思うから。

・1985年
CD発売
BOOK 「戸田良彦
/三橋一夫」
書物の王国11・「分身」収録
ドッペルゲンガーもの、といっていいのだろうか?。 同性同名の人物との葛藤が手紙という形で書かれている作品。

彼について詳細な資料が手元にないのだが、 54年に不思議小説全三巻が集成されたが、 そこに収録された五十篇を越える作品は、 輪廻転生、ドッペルゲンガー、マッド・サイエンティスト、 パラレル・ワールド、ブラックユーモア、ナンセンスなどバラエティーに富んでいる。 ビアス、サキ、ホフマンなどの系譜をひく作家と賞された時期もあったようだ。

まだまだ世の中には読むべきもの、体験すべきものが存在しているが、 あまりに人生は短く時間がないと思う。早く気づくことができれば幸いではと思うのだ。

・1999年
発売


1999.5.9

メディア タイトル 感想(その日の気分) 備考
CD 「ラバーズ・ハワイ
/コンピレーション
アルバム」
「いつでも行けて、どこにもないハワイ。 熱帯のアンビエントに肩までつかろう! 頭まで沈めよう! 夏のチル・アウトミュージック最新盤」(CD帯より)

鈴木さえ子、矢口博康、ORBらが参加した企画ものだが、 現代流マーティンデニー的コンセプトで作られたアルバムなので、 非常に楽しめる。つまり、そういう季節がまた巡ってきたわけである。

また、HIDEKI−OKADAが作曲、編曲した「hawaii-calling」は個人的に気に入っている曲。 彼の別の曲も聴いてみたい。

・1995年
CD発売
BOOK 「不思議たのしい実験室
学研のふろく30年」
INAX-BOOKLET刊
小学生の頃、学研の学習派と科学派は反目しあっていた記憶がある。 学習は割と女の子が、科学は男の子が中心に購入していたと思う。 (ちなみに未森幸月は両方購入していたという) 科学派の児童は付録作りに熱中した。 何しろ、学習研究所の付録、親が公認の工作キットなのだから、 堂々と遊べるわけなのだから。

この本はそんな科学派のために作られた本といっても過言ではない。 懐かしい付録の数々にはたくさんの思い出が詰まっている。 昨今の児童数減少に伴い、部数など落ちているが、いつまでも、 子供たちの夢を紡ぎ出してほしいと思う。

・1989年
発売


1999.5.10

メディア タイトル 感想(その日の気分) 備考
CD 「サンクス
/高野寛」
「ホロスコープ」は高野流メッセージソング。 というものの、こぶしを振り上げ、声高にメッセージを掲げるのではなく、 軟弱なポップスを装い、相手に近づきカウンターパンチという趣向の彼得意の曲。 何度聴いてもいい。 「サンクス」もしかり。これなんか傑作。 というものの、「二十歳の恋」、「君といたいな」、「衛星から愛をこめて」などなど、 どの曲も傑作ぞろいでこんなアルバム作っていいのというアルバムである。 まず、高野マジックを体験したい人はこのアルバムのことも記憶に留めてほしい。 立花ハジメのアートも最高!!。

・1992年
CD発売
CD 「曖昧な存在
/アート・リンゼイ」
カルロス・ジョビンの甘いメロディはもう卒業!。 という、進化(?)したボサノバアルバムを求めている方にはオススメの一枚。 現代に生き続けるボサノバサウンドの決定版。 坂本龍一氏も華麗なピアノを奏でている。

・1995年
CD発売
CD 「バンビ
/立花ハジメ」
立花ハジメ+テイ・トウワ共同プロデュースによるアルバム。 電子音楽の奥義を体得しているような一枚。 この手の電子音によるサウンドに心酔している自分にとって、 貴重な音が聴けることが非常に嬉しい。 ムーグ・パワーで踊ってください。ジャケットも最高!!。

・1991年
CD発売
BOOK 「妖精物語/川西蘭」
リヴロポート刊
川西蘭の作品に一時凝った時期があったのだが、 その頃読んだ本の中でも一番好きな作品。

主人公である祐、そして彼の前に突然現れたミントという美少女。 彼らの奇妙な同居生活がこうして始まったのだ。

基本的に日常に非日常が紛れ込むという形の話は好きだが、 この物語がいつまでも心に残るのはやはりミントというキャラクターが魅力的だからなのだろう。
「彼女を取り巻く空気までがひんやりとしてかすかに甘い新鮮な印象を与えた」
「彼女はどことなく現実感のない、つくりものめいた美しい顔立ちをしていた」
彼女が魅力的なキャラクターであるにもかかわらず、 性的なイメージが全く感じさせないような設定にしているため、 物語自体が現代の大人の童話として成立している。

もっと美しい物語が読みたいという気にさせてくれる、そんな作品。

・1986年
発売


1999.5.11

メディア タイトル 感想(その日の気分) 備考
CD 「ブレンパワード
オリジナル
サウンドトラック
/菅野よう子」
作品自体はアレだったらしいが、 菅野氏の音楽はさすが、としかいいようがない。 彼女ほど期待を裏切らない作家がいるだろうか?。 どの作品をとってみても一定以上のクォリティーにあるのはまさに驚異的。 今後も、作品を見ずに音楽だけを楽しむことになりそうだ。

・1998年
CD発売
CD 「テクノデリュック
/O.M.Y.」
テクノデリック/YMOを彼らなりに解釈したアルバム。 パロディという手法に対して、賛否両論があるだろうが、 なんといっても評価されるべきは、 音色などを含めた当時の空気感の再現ではいだろうか?。 高橋幸宏氏が開発したドラム音の再現をはじめ、 くすんだ現実風音色など、 中期YMOファンにとっても聴きどころが多い。 個人的要望であるが、ぜひサーヴィスを独自解釈したアルバムを発売してほしい。 あのファンクなノリをどこまで再現することが出来るのか、実に楽しみである。

・1997年
CD発売
CD 「N.D.E
/細野晴臣」
「臨死体験」というタイトルがつけられた、 細野晴臣流アンビエントの旅シリーズの一環。 ゴウ・ホトダ、ビル・ラズウェル、寺田康彦らとともに作り出した音空間は、 まさにアンピエントミュージック。 ただし、その音楽は実に攻撃的である。お聴きになる際には充分お気を付けを。

・1995年
CD発売
CD 「ニュー・シネマ・パラダイス
オリジナルサウンドトラック
/エンニオ・モリコーネ」
全ての映画ファンに贈りたい、そんな映画のサウンドトラック。 映画を見て涙、そして音楽を聴いて再び涙というパターンを踏みたいもの。 とにかく、彼流職人芸が充分堪能できる作品であることは間違いない。

・1990年
CD発売
BOOK 「紅茶の事典/
成美堂出版編集部編」
成美堂出版刊
これで知世ちゃん(papa-told-me)とのお茶会が楽しめるというもの。 せっかくならばおいしく紅茶を飲みたいもの。 多分、人生が少しは楽しくなるかも。

・1998年
刊行


1999.5.12

メディア タイトル 感想(その日の気分) 備考
CD 「チャイルズ・ヴュー
/竹村延和」
スピリチュアル・ヴァイブスの活動が気に入っていたため、 リーダーだった竹村氏の音楽にも当然のことながら興味を持っている。 このアルバムは彼の初リーダーアルバム。 彼流の微熱サウンドがアルバム全体を形成している。 最近、リミックスなどの活動が目立つが、ぜひスピリチュアル・ヴァイブスの活動を再開、またあの夏の朝のような清涼感あふれるサウンドを届けてほしいもの。

・1994年
CD発売
CD 「NEO−GEO
/坂本龍一」
33013番目のCD。(このアルバムの3,200円盤をお持ちの方はぜひ裏面をご覧いただたい)個人的には、何度も聴いたアルバムであるが、未来派野郎の後ということもあり、過大に期待したため、いい意味で肩透かしを食ったアルバムでもある。 アルバム中では「AFTER ALL」、「BEFORE LONG」、「FREE TRADING」の三曲が好き。坂本氏の意識が世界にむけられた記念すべき一枚であるが・・・。

・1987年
CD発売
CD 「インターピーシーズ
・オルガニゼーション
/細野晴臣
&ビル・ラズウエル」
この時期、細野晴臣氏の意識はこの手の攻撃的なアンビエントサウンドにあったらしく、同時期に発売されたアルバムには全て共通した印象を受ける。ただ、ビル・ラズウエルとの共演の結果は果たしてどうだったのだろうか?。今となっては分からない。 いずれにしろ、細野晴臣氏の意識は再び静寂が支配するアンビエントに帰っていくのだった。

・1996年
CD発売
CD 「サマー・ナーヴス
/坂本龍一
&カクトウギセッション」
CD選書入りが待ちに待たれていたアルバムの一つ。 高橋幸宏、小原礼、鈴木茂、矢野顕子、細野晴臣(作曲)、松原正樹、山下達郎、吉田美奈子、浜口茂外也、大村憲司などなど、こんな豪家のメンバーが一同に集結、 大セッションが繰り広げられたのだから傑作にならない方が不思議ではないか。 お馴染みの「カクトウギのテーマ」をはじめ、「スイート・イリュージョン」、「ニューロニアン・ネットワーク」、「スリープ・オン・マイ・ベイビー」など名曲揃い。 特に「スイート・イリュージョン」での後藤次利のベースは最高にクール。 いずれにしろ、初期YMOファンにはぜひ聴いてほしい一枚。

・1979年
LP発売
BOOK 「高丘親王航海記/
渋澤龍彦」
文春文庫刊
渋澤流西遊記。 怪奇と幻想の世界を遍歴した親王が、旅に病んで考えたことは何だったのか、 渋澤文学の頂点であり、幻想文学の最高傑作である本作を残し、渋澤氏は短い生を閉じた。死を目前にして渋澤氏は何故小説を綴ることになったのか。おそらくその答えはこの作品の中に永遠に生き続けるだろう。

・1990年
刊行


1999.5.13

メディア タイトル 感想(その日の気分) 備考
CD 「ロカ
/遊佐未森」
過激なまでに静まり返った音世界。 遊佐未森の音楽もいきつくところまでいってしまったなという印象が残る。 このアルバムを最後に古巣エピックソニーから移籍になるのだが、 最後の曲アカシアが彼女自身の鎮魂歌に聞こえて泣けてしまうのは、 自分だけだろうか?。 発売当時はあまり好きになれないアルバムだったのだが、 あらためて聴くにつれて、彼女の心境が吐露されているアルバムだったのだなと思えて仕方がない。

・1997年
CD発売
CD 「イパネマの娘
/アントニオ
・カルロス
・ジョビン」
「イパネマの娘」「おいしい水」「ワン・ノート・サンバ」「コルコヴァード」などなど、ボサノヴァの名曲の数々が彼自身のピアノにより甦る。(1963年録音)クールな演奏は非常に心地よく夏の扉を開けるのにふさわしい。クラウス・オガーマンのアレンジがまた清涼感を増す効果を高めている。一家に一枚、お食事時にどうぞ。

・1997年
CD発売
CD 「ザ・ベリー・ベスト・オブ
¥ENレーベル2
/オムニバス」
同シリーズ第二弾。両シリーズともに コンセプトがはっきりしていず、選曲、曲順など全く意味不明であるが、 レーベルの息吹を伝えてはいるアルバム。二枚組で2,900円程度なので、 まだこのレーベルにふれていない初心者の方には絶好の盤である。 ただ、前記したとおり、コンセプトがないため、散漫な印象があるが、それは仕方がないのかもしれない・・・。いずれにしろ絶盤の前に手に入れることをオススメしたい。

・1998年
CD発売
BOOK 「花物語/
吉屋信子
上、中、下」
国書刊行会刊
花にちなんだ少女たちの物語(直接関係ない話も多いが)が収録されている。 大正時代、少女という概念が発生するきっかけとなった作品でもある。 今となっては、そのセンチメンタリズムや言語感覚がいささか鼻につく部分もあるが、少女ファン(いるのか?)にはぜひとも押さえておきたい本。

・1985年
刊行


1999.5.14

メディア タイトル 感想(その日の気分) 備考
CD 「ハイ・テック・ノー・クライム
/YMO」
ハードコア、ブリープテクノ系のDJ、アーティスト達が、 YMOの楽曲を解釈、リミックスしたアルバム。 完成度など賛否両論があるアルバムであるが、 ある意味でYMO再生を先駆けること一年、 再生気運を大いに高めた功績は評価すべきだろう。

ただ、内容についてはYMOに愛があるアーティストと そうでないアーティストでリミックスの出来の差が激しく、 (YMOファンには分かりますね、これ) 一概に、良いアルバムだといえないところが辛いところ。

LFOリミックス「中国女」は質高し。

・1992年
CD発売
CD 「エキゾティック・サウンズ
/ベリー・ベスト・オブ
・マーティン・デニー」
今年のマーティン・デニー解禁日は5月14日。 1988年国内初彼のCDが発売されて以来、 毎年この時期になると必ず聴き始める大切なアルバム。 期間限定ということで、 この時期から8月一杯程度しか聴かないため、 約4か月の間はほとんど毎日彼を始めとしたエキゾサウンドを楽しんでいる。 このアルバム、「未来派野郎/坂本龍一」、「BGM/YMO」は一生聴きつづけることでしょう。

・1988年
CD発売
BOOK 「赤んぼ大将/
佐藤さとる」
講談社文庫刊
動物と機械としゃべれる赤んぼ言葉を駆使する 赤んぼ大将タッチュンの冒険の物語。 この文庫には「海にいった赤んぼ大将」、「赤んぼ大将山へいく」の二編を収録している。

佐藤さとるは日常に侵入する不思議を描くのに長けた児童文学者で、 個人的には日常SF短編作品を得意とした藤子F不二雄と双璧をなす存在だと思っている。個人的に佐藤さとる作品の中で一番最初に読んだ作品であり、一番好きな作品である。この作者の作品として他に「おばあさんのひこうき」「コロボックルシリーズ」などがあるが、どの作品も絶品。ぜひ機会があった読んでほしい。

・1976年
刊行


1999.5.15

メディア タイトル 感想(その日の気分) 備考
CD 「APRES−MIDI
/テスト・パターン」
テクノポップはやはり愛らしくなくてはいけない。 クールさはテクノに任せておけばいいのだから。 このアルバムは、そのキュートさを秘めているテクノポップアルバムの一つ。 「モダン・リビング」はYMOファン(特に教授ファン)は涙もの。

・1984年
LP発売


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