1983アルコ堂メディア日記
2000年11月上旬分


このページはmimo1983がその日体験したメディアを紹介するものです。

日付をクリックしてください。

11/01 11/02 11/03 11/04 11/05
11/06 11/07 11/08 11/09 11/10


メディア日記10月下旬へ メディア日記11月中旬へ

メディア日記メインへ

ホームページに戻る

2つ戻る 前へ ランダムで移動 日記リング リストを表示 次へ 2つ次へ
連絡


2000.11.01(水)

メディア・タイトル 感想(その日の気分)・備考など
CD

ホーム・ガール・ジャーニー/矢野顕子


自らの原点でもあり、常に進化し続ける発展形である 「ピアノ弾き語り」で綴った、優しく力強い新旧の名曲15曲。 矢野顕子の魅力の本質に触れられる、最適の一枚。 2000年5月、ニューヨーク郊外のプライベートスタジオにて録音。

どんな楽曲を取り上げても、矢野顕子の音楽になってしまうのは、 やはりすごいことだと思う。 しかも、今回のアルバムにはいつも以上の激しい情念を感じる。 その情念というのは音楽そのものに対する情念のようなもの。 例えば西村由紀江のピアノが自分の心の内を表現しているものだとしたら、 彼女のピアノは音楽そのものを表現しているのかもしれない。 彼女はきっと音楽の魔法を信じているのだ、そんな気がしてならない。

他者の楽曲のカバーアルバムは何枚かあるが、 このピアノ弾き語り形式でで自己作品カバーをしてほしいと思うのだが…。 ぜひ二枚組で。初期作品から最新作品まで万遍なく網羅したそんなアルバムが聴きたい。


今日のひとこと:
とにかく音質がいい。これはぜひ体験していただきたい。


2000年11月01日CD発売
「ホーム・ガール・ジャーニー/矢野顕子」

本日聴いた楽曲など MUSIC
「咲くといいな/遊佐未森」
君の歌う声が今も胸に響いている。遠くなるのはなぜ。あんなに好きだったのに

うん今の自分の心境にかなり近いな。結局そういう風に前に進まなくてはいけないということなのかも。

MUSIC
「ひだまり/西村由紀江」
「咲くといいな」から今は「ひだまり」の気分。きっと、そういうことなんだな。 今、大切なものは一つしかないのかも知れない。

MUSIC
「在広東少年/矢野顕子」
「東風/坂本龍一」と並んでやはり大好きな曲の一つ。 あの頃の思いは形を変えて今も生き続けているんだ。

本日のメモ
・本日の更新情報

1983YMOカレンダー−1983年11月01日分


・本日のインプットメディア

特になし



2000.11.02(木)

メディア・タイトル 感想(その日の気分)・備考など
CD

水の冠/鈴木祥子


彼女の作品の中でもっとも好きなアルバムであり、 もっとも聴いたアルバム。ジャケットも楽曲も今だに好き。 彼女の作品に初めてふれる場合、このアルバムを推薦することにしている。 発売当時、同時期にデビューした遊佐未森と同時に何度も聴いた覚えがある。 実際、彼女のアルバムに遊佐が参加したこともあり、 お互い交流があったようだ。

最新作ではすべての楽器、楽曲を手掛けているが、 ビートニクスのライヴにドラマーとして参加していたこともあり、 全く違和感を感じない。むしろ、個人的にはようやく、という気もちの方が強い。 この時期のものは作られたという印象が強かったが(そこがいいのだけれど)、 キャリアを重ね、この数作で完全に自分のペースを掴み、 マイペースで音楽に取り組んでいる姿に共感を覚える。

年齢に関係なく、敬意を持てる人というのはごくわずかしかいないが、 自分にとって彼女もその一人という気がしている。 一生懸命がんばる女性は美しい、と感じる今日この頃。


今日のひとこと:
大きなヒット曲がほしいところだが…。


1989年04月21日CD発売
「水の冠/鈴木祥子」

本日聴いた楽曲など MUSIC
「最後のファーストキッス/鈴木祥子」
アレンジも楽曲も歌詞もかなり好き。 アルバム「水の冠」中においてベストか?。

MUSIC
「たしかめていてよ/鈴木祥子」
1998年発。ワーナーミュージックジャパン移籍は ある意味で彼女の音楽性を大いに伸ばしている気がする。 この会社がリリースしている音楽には好きなものが多い。

MUSIC
「禁じられた色彩/デビッドシルビアン+坂本龍一」
祝・戦場のメリークリスマスDVD化!。やはり永遠の名曲ということで。

本日のメモ
・本日の更新情報

1983YMOカレンダー−1983年11月02日分


・本日のインプットメディア

BOOK/まぼろし曲馬団〜新宿少年探偵団/太田忠司
BOOK/少女会談/東雅夫・編



2000.11.03(金)

メディア・タイトル 感想(その日の気分)・備考など
DVD

グランブルー〜グレートブルー完全版


眩しいほどのマリン・ブルーの海は藍に変わり、 やがて暗黒の闇へと、海に魅せられた男たちを誘う。 素潜りで深度を競うフリー・ダイビングの世界記録に挑む2人の男、 エンゾとジャック。そして海に生きる男を愛した女ジョアンナ。 3人の生と愛が、息を呑むほど美しく神秘的な海の映像と溶け合う。 本作品は「グレートブルー」に49分の未公開シーンを附加した ロング・バージョン。男たちが何故あれ程までに海に惹かれたのか。 謎めいたラストシーンの伏線になる重要なエピソードが収録されている。 青が蒼になり、藍に変わる深海へ…。 男たちは大いなる藍に何を求めたのか−その答えがここにある。(DVD解説より)

DVDの普及が加速度的に進んでいると同時に ソフトの充実も目を見張るものがある。 特に嬉しいのはLDでネックになっている盤交換が解消されたこと。 盛り上がっている時突然ブルー画面になると 実に興ざめ。ビデオでは連続して見ることができるが画質がひどいため問題外。 DVDの良さは何といっても自分の好きな作品がLD以上の高画質で楽しめること。 本作品も(価格を無視すれば)期待以上の出来のディスクになっている。 LD版は高画質とはいうものの、眠い画質(はっきりとしない画質)だったが、 DVD版ではその場所場所の空気感さえ再現している。

とはいうものの、やはりいい劇場でかかるフィルムの質感にはかなわないこともまた確かである。 この作品に限らず、自分が好きな作品はもう一度劇場で体験してみたいような気がする。 DVD化というのはその記憶をDVDに封印するという行為なのかも知れない。


今日のひとこと:
そういえば「櫻の園」も発売されてた。 次は何かな。個人的に「ベティ・ブルー」DVD化を期待したい。


2000年07月21日DVD発売
「グランブルー〜グレートブルー完全版」

本日聴いた楽曲など MUSIC
「明日への勇気/吉成圭子」
制服向上委員会第一期委員長仕事。声質は変わらず。 しかし「魔法騎士レイアース」のエンディングテーマだったんですね。知らなかった。

MUSIC
「WINDY AFTERNOON/ブリッジ」
こうして改めて聴くと初期フリッパーズ・ギターのイメージが強く好感。 発売当時はテクノばかり聴いているたためその魅力に気がつかなかったのかもしれない。 8年の歳月は自分を変えてしまったようで。

MUSIC
「東風/岡城千歳」
確かに上手いんだけど、坂本版の何ともいえないあの空気感が気に入っている者としては複雑な気持ち。 西村由紀江さんにも弾いて欲しいな。叙情的な「東風」になるかな。

本日のメモ
・本日の更新情報

1983YMOカレンダー−1983年11月03日分


・本日のインプットメディア

DVD/グランブルー〜グレートブルー完全版
CDS/STAR FRUITS SURF RIDER/CORNELIUS
BOOK/ハイウェイとゴミ溜め/ジュノ・ディアズ
CDS/明日への勇気/吉成圭子
CD/スプリング・ヒル・フェアー/ブリッジ



2000.11.04(土)

メディア・タイトル 感想(その日の気分)・備考など
CDS

Better than New/高野寛


秋になると何故か 鈴木祥子、遊佐未森、高野寛、坂本龍一の音楽が聴きたくなる。 それはこの時期の雰囲気に合致するということ、 この時期に初めて聴く機会があったということと無関係ではないような気がする。 そういうこともあり、今集中的に聴いているアーティストの一人が、 この高野寛。

このシングルCDはその存在を知っていたし、 購入する気になればいつでも購入できる条件は整っていたが、 発売後10年の歳月を経てようやく手に入れることになった。 本CDは高野氏のデビュー曲から4曲のシングルをまとめた、 いわゆるミニ企画シングルベスト盤というようなもの。 内容的には特に真新しいものはないが、 高野氏を知らない層にアピールする商品としては 非常の分かりやすい商品といえる。

それにしても1990年の秋というのは 個人的に様々な出来事があったように思う。 音楽もかなり聴いたような気がする。 今でもこれらの音楽を聴くとあの当時の状況が甦ってくる。 CDは決して安いものではないが、 記憶を封印するということ、CDを聴く度に記憶が甦るということを考えると、 実は安いものなのかもしれない。これからも新たな記憶を封印するためにCDを購入していきたい。


今日のひとこと:
中が「増殖/YMO」ですね。


1990年12月12日CDS発売
「Better than New/高野寛」

本日聴いた楽曲など MUSIC
「春風の郵便屋さん/わらべ」
坂本龍一編曲。中学校時代のこと色々思い出すなあ。

MUSIC
「See You Again/高野寛」
今まで何度別れを経験してきただろうか。 そしてこれからどれくらい別れを経験することになるのか。 寂しいけれど仕方ないのかな…。

MUSIC
「ひだまり/西村由紀江」
何故だかこの曲ばかり聴いている。 切なくて胸が痛くなる。聴きはじめて約2年。 色々な思いが詰まった曲になった。

MUSIC
「制服宣言/制服向上委員会」
テクノポップ。初期YMOと「浮気なぼくら/YMO」路線が合致、 しかもキュートな気分全開の作品に仕上がっている。未聴の方はぜひ聴くことをオススメしたい。

MUSIC
「清く正しく美しく/制服向上委員会」
テクノポップ。前ノリの打ち込みドラムはほとんど高橋幸宏。 曲自体もいいし、もっと売れて欲しかったなあ。

本日のメモ
・本日の更新情報

1983YMOカレンダー−1983年11月04日分


・本日のインプットメディア

CDS/ウインディ・アフタヌーン/ブリッジ



2000.11.05(日)

メディア・タイトル 感想(その日の気分)・備考など
CD

jellyfish/jellyfish


2000年最も聴いたCDはといえば、 これはjellyfishのセカンドアルバムである「jellyfish sensation」なのだが、 本CDは彼女たちのファーストアルバム。 ファーストとセカンドを比較すると、 たった二年でここまで音が変わるのかと驚かされるが、 jellyfishのキュートな部分は全く変化していない。

それにしてもずいぶん音楽を聴いてきたが、 過去においてここまで入れ込んだ女性グループ(古い表現ですが)は存在しただろうか。 「ゼルダ」はコンセプトは好きだった時期もあるが、 残念ながら音楽性が好みではなかったし。 音、キュートな三人、歌詞、そしてなにより曲のどれもが好みというのは実に珍しいような気がする。

今後の彼女たちの活動については分からないが、 音は変化しようともこれからもキュートな音楽を作りつづけてほしい。 彼女たちならきっと叶えてくれるような予感がしている。 文字どおり「POPの魔法」を信じているから。


今日のひとこと:
jellyfishお御輿担ぎたいなあ。


1998年05月01日CD発売
「jellyfish/jellyfish」

本日聴いた楽曲など MUSIC
「LIZARD POINT/BRIAN ENO」
AMBIENT4「ON LAND」から。スーパーアートゴクウという 80年代初頭に発売されていた雑誌を手に入れたが、 細野晴臣氏のページでこのAMBIENTシリーズがすでに紹介されていた。 さすが、と思った。アンビエントサウンド大好き!。

MUSIC
「REZ/アンダー・ワールド」
エレクトリック・ケイオスな名曲であり、 何度聴いても飽きない。第一期黄金期の名曲。 テクノでロックな一曲。

MUSIC
「AFTER THE REQUIEM/ギャビン・ブライヤーズ」
輸入盤。音もいいけれどジャケットがものすごく好き。ECMはいい音を提供してくれるなあ。

MUSIC
「めだかの兄弟/わらべ」
坂本龍一編曲。これも(ある意味)過激坂本仕事、ですよね。1983年発。

MUSIC
「サンバースト/村治佳織」
ギターの音色はあまり好きではないけれど、 たまに聴くといいものですね。特に技巧派の方の作品。

本日のメモ
・本日の更新情報

1983YMOカレンダー−1983年11月05日分


・本日のインプットメディア

特になし



2000.11.06(月)

メディア・タイトル 感想(その日の気分)・備考など
CD

2番目のタフガキ/アンダーワールド


音楽を聴く時、ジャンルというものを考えながら聴くことがあるのだろうか。 自分自身を振り返ると、少なくてもジャンルを考えることより、 いかに他のアーティストとの差異があるか、 いかにそのアーティストだけが持っているものがあるか、 ということが重要になっているような気がする。 例えば、YMOの音楽。彼らの音楽に共感をおぼえるのも、 テクノというジャンルが好きだという前提があるものの、 そのことは実は重要なことではない。 YMOが仮に再々生し、どんな音楽を作り出そうとも、 やはり彼らに興味を持つだろうと思う。 大きなジャンルには拘らないが YMOという存在自体が 自分にとってジャンルと化しているのかも知れない。

アンダーワールドの音楽にもそれを感じる。 テクノ?ロック?ダンス?。いや、彼らの作り出す音楽は ただ「アンダーワールド」としかいいようがない。 もはや彼ら自体がブランド化、ジャンル化している。 ジャンル「アンダー・ワールド」。 それが「90年代、最重要テクノ・ロック・バンド」といわれる所以ではないか。 YMOがYMOでしかないように。

ジャンル分けという行為に意味はない。 結局、自分が好きで自らの意志で選択したものこそが、 その人間だけのジャンル分けということなのだろう。 人の数だけ趣味嗜好があり、その人だけの好きなものがある。 他者から与えられるジャンル分けから脱しよう。 自分が選ぶ好きなもの、それこそが自分だけのジャンル。 それは音楽、小説、映画など多岐にわたる分野からセレクトされた様々な要素が 混在した自分だけの領域に他ならない。 その領域が広ければ広いほどおそらく生きることが楽しくなるはず。 今はそう信じたいと思う。


今日のひとこと:
生産限定版を今更ながらCD店で発見、即購入してしまう。


1996年05月22日CD発売
「2番目のタフガキ/アンダーワールド」

本日聴いた楽曲など MUSIC
「rowla/アンダーワールド」
ダレン脱退しちゃったけど、まあ仕方がないかも。 音楽性の違いがここまで顕著になっちゃうとね。

MUSIC
「ハロー!ミスターモンキーマジックオーケストラ/電気グルーヴ」
日本におけるアンダーワールド的存在である彼ら。 彼らの明日はどこにあるのだろうか。

MUSIC
「渚に消えた初恋/制服向上委員会」
ファーストアルバムだけはとにかく認めたい。 いい曲、編曲とテクノ魂全開。この曲もアレンジが素晴らしいのひとこと。

MUSIC
「ラッシュ/オービタル」
アンダーワールドと同じトランス感覚を持つオービタル。 密かに兄弟バンドと呼んでしまおう。

本日のメモ
・本日の更新情報

1983YMOカレンダー−1983年11月06日分


・本日のインプットメディア

特になし



2000.11.07(火)

メディア・タイトル 感想(その日の気分)・備考など
CD

スモール・イズ・ビューティフル/遊佐未森


一聴しての率直な感想。 遊佐未森も聴き手である自分自身も遠くまで来てしまったなあという印象。

本人いわく「一番自分に近いアルバムになった」ということだが、 逆にいうならば彼女の作品の中でもっとも世界観が作り込まれている 1989年発売の「ハルモニオデオン」はもっとも彼女自身から遠かったのかもしれない。 今だにこのアルバムが自分にとっての遊佐未森そのものなのだが、 その虚像としての「遊佐未森」は彼女の音楽活動にとってかならずしもプラスに 働いていなかったのだろうか。

そういえば最近彼女の音楽を真剣に聴いていなかったように思うのだが、 つまりそういうことなのだろうか。虚像としての、フィクションとしての 彼女の音楽を求めすぎていた、ということか。 それは彼女の音楽を聴き続けてきた自分にとって実は不幸なことだったのかも知れない。

アルバム自体の感想はこれから少しずつ書いていくことになりそうだが、 まずはミックスが非常にオーソドックスではあるが上品に仕上がっている。 最近この品ということにこだわっていて、意識的に品のあるものを選ぶことが多いのだが、 (ただし、この品というのは権威や他者にとって意味があるものではなく、 自分だけが意識しているものに過ぎないのだけれど) まさに今の嗜好に合致しているミックス。

また全体的に地味な印象があるが、 それはアルバム「ロカ」に対して感じる閉じた印象とは違い、 もっと前向きで力強く前に開かれているような、そんな地味な印象。 少なくても流行している音楽にはない謙虚さがアルバム全体に広がっている。 癒しという言葉はやはり好みではないのだが、 そういう傾向の音楽を求めている人にこそ聴いてほしい気がする。 もっとも流行で癒しの音楽を聴くような人は別だが。

「前向きな凛々しさ」今回のアルバムの印象を一言で言ってしまえば、 つまりそういうことなのかも知れない。 全体的に別れをテーマにした作品が多いような気がするが、 その別れというのはけっして後ろ向きなものではなく、 もっと希望に溢れるような前向きなもの。 別れに凛々しく立ち向かうそんな姿に、 力強さを感じるのはどうしてだろうか。

彼女の音楽にふれてから早くも12年あまりの歳月が経過してしまった。 これからも遠く近く彼女の音楽を聴いていくことができたらと思う。 CDジャケットではかつてない笑顔で彼女は何を見つめているのだろう。 そんな彼女自身の姿を音楽を通じて見ていたい、そんな気がする。


今日のひとこと:
制服向上委員会=羽毛田丈史氏、4曲アレンジ参加。 それ以上に編曲家としての遊佐に驚かせられた。


2000年11月08日CD発売
「スモール・イズ・ビューティフル/遊佐未森」

本日聴いた楽曲など MUSIC
「旅立ち/遊佐未森」
何もかも遠くなってしまったけれど、 今も確かにこの場所にいるよ。
個人的に今回のアルバム中ベストか?。 丁寧な羽毛田氏のアレンジにただ涙。

MUSIC
「シャングリラ/電気グルーヴ」
イントロ部分、何度聴いても胸にくる。 技巧だけがテクノではなく、美しいメロディもやはりテクノには欠かせないのではないか。

MUSIC
「仔ぐま座/遊佐未森」
最新アルバムから小品。こういうカワイイ曲、今までなかったような気がする。

本日のメモ
・本日の更新情報

1983YMOカレンダー−1983年11月07日分


・本日のインプットメディア

特になし



2000.11.08(水)

メディア・タイトル 感想(その日の気分)・備考など
CD

L.O.L/坂本龍一


常に移動を続けている音楽家が少数ながら確実に存在している。 この場合の移動というのは距離や場所の移動ではなく、 意識の移動。具体的には音による表現方法の変化といってもいいだろう。 それは「移動する音楽」とでもいうべきもの。 そんな音楽を作り出す彼らは常に突出した存在になりがちだが、逆にいえば 一ヶ所に留まろうとする音楽家が多いことなのかもしれない。

「移動する音楽」というキーワードは、 「ここではないどこかに連れ出す音楽」ならび、 坂本龍一という音楽家に対し個人的に感じるキーワード。

このゲーム音楽アルバムでは、その「移動する音楽」精神が十分発揮されている。 美しい曲と過激な曲が入り乱れていることで聞き手の意識を「ここではないどこか」へ 連れ出してくれる。
もっとも音楽単独でも十分楽しむことができるのだが、実際にゲーム映像にふれてみたいと思わせることも確か。ただし、残念ながらPS2を所有しているもののDVD再生専用機と化しているためゲーム「L.O.L」はおそらくやることはないと思うが。

また、坂本ファンで「1996」〜「BTTB」〜「Energy Flow」の流れに満足していない方はぜひ聴くべきだと思う。久しぶりに電子的インスト音楽が楽しめる。このアルバムを聴いたことで次回作は大いに期待出来そうだ。ぜひ「移動する音楽」を聴かせてほしい、そんな気がする。


今日のひとこと:
…といいつつ「未来派野郎」を聴いてしまう自分は全く保守的なタイプなのかもしれない。


2000年11月08日CD発売
「L.O.L/坂本龍一」

本日聴いた楽曲など MUSIC
「鉄道員(piano version)/坂本龍一」
映画は見ることがないだろうけれど、 主題歌だけは何度も聴いているのだった。 ヴォーカルヴァージョンよりインストヴァージョンが気に入っている。

MUSIC
「誕生/西村由紀江」
新しい自分、自分にとって大切な人に出会うことができる、そんな希望に満ちた曲。

本日のメモ
・本日の更新情報

1983YMOカレンダー−1983年11月08日分


・本日のインプットメディア

特になし



2000.11.09(木)

メディア・タイトル 感想(その日の気分)・備考など
コンサート

西村由紀江コンサートツアー2000/風が生まれる瞬間


「目を閉じた瞬間広がったあの風景は何だったのだろうか。それは多分…」

彼女のニューアルバム「風が生まれる瞬間」に日本的な感覚を感じるというのは 10月21日のメディア日記ですでに指摘しているのだが、今回それを再認識できたような気がする。

今回のアルバムは旅をしながら地に足をつけた状態で作り上げた曲を集大成したものだという。海外への旅もあったのだろうが、日本を旅する機会も多かったという。 ならば日本的な風景、あるいは言葉にならない日本的なるものに影響を受けることは当然であり、彼女の旅での心象風景が曲に反映され、聴き手である自分がその日本的なるものを感じるのも当然のことなのかも知れない。

ただし、この場合の日本的なるものの正体というのは、国民性や共同体としての幻想というようなものではけっしてない。一人一人が心の中に確実に持ち続けているはずの何か。多分、その大切なはずの何かというものを自分も含めて少しずつ失いつつあるような気がする。「昔はよかった」という言い方は「大人は分かってくれない」、あるいは「自分が若いころは」という表現と同じくらい好きではない言葉だが、どの世代からもその大切なものが消えつつあることがとても悲しく思える。時代が移り変わるように人の心も移ろっていく、ということなんだろうか。

コンサートではその何かを確実に感じることができたような気がする。 目を閉じて曲自体に思いを馳せる瞬間が何度かあったのだが、 そこで広がった光景は深い暗闇ではなく、ここではないどこか遠い場所。 ただし具体的な光景ではなく、自分が今まで見てきた懐かしい様々な映像と体が感じた様々な感覚の断片が集まっている場所。うてなの在処。 それは一番最初の記憶だったり、 印象深かった様々な風景、 夏休みの朝や初雪の午後の雰囲気、 懐かしいけれどもう永遠に会えない人々の姿、 大切な人たちの思い出というような、 見たもの、聞いたもの、感じたものの中から大切なものが選択され目の前に広がった。 目を開くとそこにはピアノを弾く西村由紀江の姿が。 そして再びそっと目を伏せる自分…。これが至福の瞬間と呼ばず何と呼ぶべきなのか。

一人一人が持ち続けている大切な何かというものは、 けっしてなくなることはないはずだと信じていたい。 例えば「優しさ」であり「ぬくもり」といったようなもの。 そんな小さなものを持ち続けていたい。一人一人がそれを持つことで、 少しは何かが変わるはずだと信じながら。

最初の西村由紀江のコンサートのこと、 初めて彼女の音楽にふれた時のことをいつまでも忘れないでいたい。


今日のひとこと:
同じ曲で泣ける人っていいね。


2000年11月09日
「西村由紀江コンサートツアー2000/風が生まれる瞬間」

本日聴いた楽曲など MUSIC
「ココア/遊佐未森」
単独で聴くのではなくアルバム中の一曲として聴くとまた味わい深いものが…。

MUSIC
「ひだまり/西村由紀江」
言葉はもういらない。もう決めた。永遠ってきっとすぐそばにあるんだ。

本日のメモ
・本日の更新情報

1983YMOカレンダー−1983年11月09日分


・本日のインプットメディア

特になし



2000.11.10(金)

メディア・タイトル 感想(その日の気分)・備考など
MAGAZINE

幻想文学59〜ボルヘス&ラテンアメリカ幻想


ガルシア=マルケスの「百年の孤独」を読んだ、あの夏のことは一生忘れないだろう。

書評誌「ダ・ビンチ」最新号はアルコ堂に遊びにくる方にとって見逃せない号。 大貫妙子が池澤夏樹のハワイイ紀行を紹介しているだけでなく、 矢野顕子が選んだ十冊が紹介されているなど、 彼女たちについて興味深い記事が掲載されている。 そのため久しぶりに購入するに至ったのだが、 それ以外にも小泉今日子が「百年の孤独」についてふれている部分が印象に残った。 彼女自身いつか読む本としてあげているが、その価値は十分あると思う。 早く彼女が読む時が来ることを祈っている。かなり長い小説だが、読了後の満足感は 費やした時間以上の価値があったような気がする。死ぬ前にもう一度読んでおきたいと思わせる圧倒的な物語であることは確か。

いまさらながらとは思うのだが内容の紹介など。

ジプシーの老婆がサンスクリット語で書き遺した文書を解説するという形の長篇小説。 いとこ同志で結婚した夫婦が新天地を求めてジャングルを彷徨したのち、マコンドという町を建設する。マコンドは奇矯な人物たちに彩られつつ繁栄と衰退とを存分に味わうが、近親相姦により豚の尻尾を持つ子どもが生まれて、文書の予言通りに町が崩壊するというもの。(国書刊行会・幻想文学1500ブックガイドより引用)

奇想的なマジックに溢れた幻想文学であり、ラテンアメリカ文学の中心に位置することは間違いないのだが、それゆえ他のラテンアメリカ文学は忘れ去られているという事実もある。幻想文学誌ではフランス、アメリカ、中国、北欧などの幻想文学を特集しているが、ようやくラテンアメリカ文学を取り上げることになった。まずはマジック・リアリズム、言葉を変えればマジック・ジャーナリズムの世界に浸ろうか。「百年の孤独」を再読するには時間がないが、せめて本誌でラテンアメリカ文学の気分を味わおうか。

つまらない読み捨てられる雑誌が多い中、 良心的な価格で書籍なみの貴重な情報が詰まっている本誌を これからも応援していきたいと思っている。 確かに難解ではあるがその難解さも日常的になれば難解とはいえないだろう。


今日のひとこと:
ということで、長篇小説が大好き。 読んでも読んでも終わらない小説はそれだけ その世界に浸ることができるのだから。


2000年11月15日発行
「季刊・幻想文学59〜ボルヘス&ラテンアメリカ幻想」

本日聴いた楽曲など MUSIC
「初恋/斉藤由貴」
恋は難しい文字の方ね。シンセの音がとても心地好い。俗っぽくなくていいね。

MUSIC
「JUMBO/アンダーワールド」
ベースの音色がとても好き。YMO的ではあるが。

MUSIC
「わたしの愛/西村由紀江」
森進一に彼女が提供した一曲。しかしギャップが激しいな。

本日のメモ
・本日の更新情報

1983YMOカレンダー−1983年11月10日分


・本日のインプットメディア

CD/Graceful/西村由紀江
CD/リュミエール/西村由紀江
CD/スペシャル・シリーズ/斉藤由貴
MAGAZINE/幻想文学59〜ボルヘス&ラテンアメリカ幻想





メディア日記10月下旬へ メディア日記11月中旬へ

メディア日記メインへ




ホームページに戻る

mimo1983への
お手紙はこちら
mimori@chokai.ne.jp

2つ戻る 前へ ランダムで移動 日記リング リストを表示 次へ 2つ次へ
連絡


All contents copyright
1983アルコ堂EX・mimo1983