1983アルコ堂メディア日記
2000年12月中旬分


このページはmimo1983がその日体験したメディアを紹介するものです。

日付をクリックしてください。

12/11 12/12 12/13 12/14 12/15
12/16 12/17 12/18 12/19 12/20


メディア日記12月上旬へ メディア日記12月下旬へ

メディア日記メインへ

ホームページに戻る

2つ戻る 前へ ランダムで移動 日記リング リストを表示 次へ 2つ次へ
連絡


2000.12.11(月)

メディア・タイトル 感想(その日の気分)・備考など
CD

オムニバス/ドリルキングアンソロジー


1993年12月1日発売「ビタミン」、1994年12月1日発売「ドラゴン」と いう二枚の(個人的に)電気グルーヴ最高傑作の狭間にリリースされた一枚。 彼らのユーモアと毒が詰まったアルバムでもある。

この時期の彼らの音といえば、 ますますテクノ化していく 時期であり、自分としてはそんな彼らの音に共感を持ったのだが、 この路線を好ましく思っていないファンもいたに違いないと思う。 もっとも変化することが気に入らないならば、 別の永遠に変化しないアーティストの音を聴けばいい話なのだが。 そんな電気ファンにとってこの「オムニバス/ドリルキングアンソロジー」は、 待ち望んでいた電気グルーヴの音だったに違いない。 音というより音楽業界における彼らの特異な位置づけが分かってしまうような気がする。 実はセンス的にYMO直系といい切ってしまってもいいのかもしれない。

電気に興味があるのだが、どうしてもきっかけがつかめないでいる音楽ファンは、 ぜひ「ビタミン」〜「アンソロジー」〜「ドラゴン」を何度も繰り返し聴いてほしい。 彼らの毒を感じ取ることができたらきっと楽しくなるはず。


今日のひとこと:
「人生(HARDFLOOR REMIX)/瀧勝」はシリアスとユーモアが渾然一体化していて、 非常に興味深いものがある。


1994年08月01日
「オムニバス/ドリルキングアンソロジー」

本日聴いた楽曲など MUSIC
「JADO REMIX/細野晴臣+ケン・イシイ」
アンビエント>フロア対応。もう一工夫か?。

MUSIC
「大統領の忙しい1日/FUZITA BLENDER」
オムニバスアルバム「TRANSONIC9」から。そうか、TRANSONIC RECORDS作品という手があったか。

MUSIC
「モテたくて…/ギ・おならすいこみ隊」
「オムニバス/ドリルキングアンソロジー」から。 タイトルはアレだけど、音は最強テクノ。こういうの支持してしまう。

本日のメモ
・本日の更新情報

1983YMOカレンダー−1983年12月11日分


・本日のインプットメディア

Magazine/幻想文学16/ハイ・ファンタジー最前線
Magazine/幻想文学17/ドイツ幻想文学必携
Magazine/幻想文学18/魔界とユートピア
Magazine/幻想文学19/ヒロイック・ファンタジー
Magazine/幻想文学31/両性具有の妖しい夢
ようやく余裕が出てきたようで…。



2000.12.12(火)

メディア・タイトル 感想(その日の気分)・備考など
CDBOX

ウェザーボックス/デヴイッド・シルヴィアン


ソロ第一作「ブリリアント・トゥリーズ」、「錬金術」、「ゴーン・トゥ・アース(ボーカル)」、 「同(インステゥルメンタル)」、「シークレッツ・オブ・ザ・ビーハイヴ」の4作品、 5枚のCDが一つのボックスに収録された限定版。

一度手放してしまい、再度聴きたくなった時には既に遅し、 中古CDショップにもなく、 ある意味で手の届かない商品になってしまったのだが、 偶然某オークションにて出品を確認し、 さっそく手に入れた次第。しかも市販価格よりかなり廉価で入手することが出来たため、 喜びもひとしおといったところか。

彼独特の美意識に溢れたアンビエント的な音楽と、 JAPAN的なアプローチによるポップな音楽が、 混在しているだけに、とても好きなアルバムが収録されているCDボックスでもある。

それにしても、こんな作品群がポップスとして認識されてしまうあたりが、 イギリスという国の懐の広さといえるのかもしれない。


今日のひとこと:
「ブリリアント・トゥリーズ」久しぶりに聴いたなあ。初めて聴いた1984年夏のこと、思い出す。


1989年11月21日
「ウェザーボックス/デヴイッド・シルヴィアン」

本日聴いた楽曲など MUSIC
「レッドギター/デヴイッド・シルヴィアン」
坂本龍一のピアノが実に雰囲気出ている。彼のソロ作品でもっともポップ寄りか?。

MUSIC
「サティリコン/越美晴」
細野晴臣氏のコーラスが「ピクニック」しています。 心に残る懐かしい音楽は時を超えることができるんだなあ。

MUSIC
「ノスタルジア/デヴイッド・シルヴィアン」
彼にしか作り出せない音。やはりこれがなくては始まらない。耽美な一曲。

本日のメモ
・本日の更新情報

1983YMOカレンダー−1983年12月12日分


・本日のインプットメディア

特になし



2000.12.13(水)

メディア・タイトル 感想(その日の気分)・備考など
CD

ブリリアント・トゥリーズ/デヴイッド・シルヴィアン


ストーリー、あるいはテーマより、 美しい映像が全面に出ててる映画はとかく評価が低くなりがちだが、 そんな映画があってもいいのではないかと思っている。

残念ながら日本の映画にそれを感じることはほとんどなく、 ヨーロッパ映画にそれを感じることが多い。 あるいは日本アニメーション、特定の作品群。 特に偏執的なまでに背景や人物が描きこまれている作品。 先日この日記に書いた「ロボットカーニバル」、角川作品の傑作「迷宮物語」、 ミュージックビデオ化している「メモリーズ」、押井監督「甲殻機動隊」等など、 実写では不可能な映像そのものが持つダイナミズムが感じられる作品。

ただし、テーマうんぬんについて否定的なわけではなく、 ストレートにテーマ自体を語るより、映像自体でそれを語ってほしい、ということなのだが。

デヴイッド・シルヴィアンのファーストソロアルバム、 「ブリリアント・トゥリーズ」にもそれを感じる。 音自体がもはや美しい実にまれな作品。 しかも本作は総合的にバランスが保たれていて、 とかく難解になりがちな美意識あふれる音に留まらず、 後期ジャパン時代のポップな感覚との狭間にある作品に仕上がっている。

次作の「錬金術」ではそのポップな感覚が失われてしまい、 惜しいという気(といってもアルコ堂主宰者はその「錬金術」が彼のソロ作品中でかなり好きなのだが) がする。

デヴイッド・シルヴィアンのことについては、明日の日記にまた書くことにしようか。


今日のひとこと:
彼の最高傑作だと思うので、デヴイッド・シルヴィアンの音楽を未聴の方はまずはお試しのほどを


1984年07月発売
「ブリリアント・トゥリーズ/デヴイッド・シルヴィアン」

本日聴いた楽曲など MUSIC
「CRAPAGE/FRONT242」
エレクトリック・ボディ・ミュージックなんて久しぶりに聴いたなあ。 ソフト・バレエがかなり影響受けているでしょう。

MUSIC
「SFX/細野晴臣」
細野晴臣流アート・オブ・ノイズ方法論解釈作品。 いかにもサンプリングものという感じで共感を持つ。

MUSIC
「シャングリラ/電気グルーヴ」
電気にしか作り得ない最高傑作。砂原+石野両氏による コンビネーションがもっともよく出た作品だったのだが…。

本日のメモ
・本日の更新情報

1983YMOカレンダー−1983年12月13日分


・本日のインプットメディア

特になし



2000.12.14(木)

メディア・タイトル 感想(その日の気分)・備考など
CD

シークレッツ・オブ・ザ・ビーハイヴ/デヴイッド・シルヴィアン


スティーヴ・ナイとの共同プロデュース作であり、 彼のボーカル作品が聴きたい人には非常に好評だった作品。

また坂本龍一氏が全曲に渡り演奏者として参加していることもあり 坂本ファンにとっても見逃せない。 彼自体が全面に出ず演奏者に徹していても、 一聴して彼の音だと分かってしまうのはさすがとしかいいようがない。

何度も書いているが、大人がリアルタイムで聴くことができる 音楽は日本にはあまりないのではないかと思っている。 この場合の大人というのは成人という意味という意味ではなく、 精神的な成熟度の問題。 だから早熟な子どもたちも大人に含まれるわけなのだが。 自分自身もそんな大人に到達することを目指しているが、 なかなか辿り着くことができないでいる。

リアルタイムで聴くことが出来ないとなると、 結局過去の音源に頼らざるを得ないわけで、 自然、何百枚、何千枚の単位でCDが増殖する結果になる。 しかし、これはよい傾向ではないのかもしれない。 リアルタイムで支持することが出来るアーティストが増えるということは、 それだけ大人が生きやすい環境になっている、 ということに他ならないわけで、 過去だけに幻想を見るのは退行以外の何物でもないかもしれないから。

まずは、聴き手側が音楽に対してよい批判家になるべきだと思う。 ただし批判のための批判ではなく、 よりよい方向性に向かうことができるような、 前向きな批判ができるような耳を持つということ。 痛烈な意見を述べるべき、という意味ではなく、 いい演奏の音楽、優れた音楽作品を探し出して支持するだけで構わない。 真剣に音楽とふれあうこと、それが確実な批判であり、 リアルタイムで音楽にふれるということ。 そんな小さな行為から 少しでもこの状況が変化したら、面白いと思うのは自分だけだろうか。

デヴイッド・シルヴィアンの音楽が優れているとはいえないかもしれないが、 少なくても彼の作り出す音楽を受け入れることができる、そんな土壌だけでも 残しておきたいもの。爆発的に売れる音楽以外のものも聴きたいと思う。


今日のひとこと:
デヴイッド・シルヴィアンBOX再購入できて本当によかった…。


1987年10月発売
「シークレッツ・オブ・ザ・ビーハイヴ/デヴイッド・シルヴィアン」

本日聴いた楽曲など MUSIC
「juanita/アンダーワールド」
ジャンル「アンダーワールド」に彼らの誇りを感じる。 明日既発シングルを購入しようかな。

MUSIC
「Diga・Diga・Do/越美晴」
この感じはテクノ以外考えられない。 シンセ=テクノではなく、精神=テクノ、ということ。

MUSIC
「SEPTEMBER/デヴイッド・シルヴィアン」
坂本龍一氏のストリングスの音が出来中の出来。 大人仕事だなあ。耽美な坂本氏が一番いいなあ。

本日のメモ
・本日の更新情報

1983YMOカレンダー−1983年12月14日分


・本日のインプットメディア

BOOK/編集者のお仕事/平辻伸子
BOOK/放課後博物館へようこそ/浜口哲一
BOOK/タブーの事典/フィリップ・トーディ



2000.12.15(金)

メディア・タイトル 感想(その日の気分)・備考など
CD

九月のマリー/夏木マリ


回顧ブーム、特に典型的な芸能界寄りの人たちが再び注目を受ける時がある。 過去に音楽で全盛を極めた人々の場合、 どうしても新しい音楽より、 過去の音に近いものを作らなくてはいけないことが 多々あるのではないか。 もっともそれだからこそその人が再評価されるのだけれど。 そこに新しい発見や試みは何もない、といってもいいのかもしれない。

「現在」という時間に「過去」を持ち込み、「再生」するのみの「未来」なき行為。 ファン自体が成長しているならば新しい展開もあるのだろうが、 ファンもアーティスト自身もその場に留まることをよしとする傾向にあるよう気がする。

個人的に夏木マリという人のことは自分の中では全く範疇外であり、 おそらく小西康陽プロデュースということでもない限り意識することはなかったと思う。 ただ一言言えることがあるとするならば、帯にカヒミ・カリィが指摘しているように
「このアルバムで日本でも、大人の女性に憧れる子供が激増しちゃうのではないでしょうか!!?」
ということなのかもしれない。個人的に全く同感。大人がいい。 残念ながら今はあまりに子供に迎合する文化(?)が多すぎるということを考えると、 非常に暗い気持ちになるのは自分だけだろうか。 この場合の子供というのは、年齢が若いという意味ではないことは、この日記を読んでいる人には、 充分伝わるとは思うが。

小西氏率いるピチカートファイヴの魅力の一つに、彼ら独特のセンスによって 「今まで意識しなかった物に新しい価値観を見出させる」ということがあると思うが、 まさにこの作品はその好例だといえる。大人が大人のために作った大人だけにしかわからない空気感と でもいえるもの。 小西氏のこれからの活動に大いに期待しつつ、このCDを聴くことにしようか。


今日のひとこと:
ライヴ見たいな。


1995年08月25日CD発売
「九月のマリー/夏木マリ」

本日聴いた楽曲など MUSIC
「Silent Bells/遊佐未森+古賀森男」
そういうシーズンです。

MUSIC
「僕の森/遊佐未森」
結局この楽曲の魅力に抗するのは不可能だということか?。

MUSIC
「地獄へ堕ちろ電気グルーヴ/電気グルーヴ」
カワイイ声がいいですね。

本日のメモ
・本日の更新情報

1983YMOカレンダー−1983年12月15日分


・本日のインプットメディア

CD/九月のマリー/夏木マリ
DVD/ガンバスター(海外版)



2000.12.16(土)

メディア・タイトル 感想(その日の気分)・備考など
CD

手足/さねよしいさこ


それにしても80年代に確実に存在していた 「不思議少女」は一体どこへ行ってしまったのかと思う。 例えば松本小雪、戸川純、早瀬優香子というような、 エキセントリックで一種独特の存在感を持っている少女たち。

この場合の「不思議」というのは、決して「変」という言葉と同義ではなくて、 文字どおり存在自体が「不思議」な少女のことをいうのだけれど。 また同じような言葉に「文学少女」もあるが、 これらはすでに死語になってしまったのだろうか?。 (緒川たまきに注目しているのは以前から書いているけれど)

ある意味でアルバム「ハルモニオデオン」前後の遊佐未森は そんな存在だったのではないかと思っている。 今では、身近な私的な日常の一こまを取り上げる アーティストになってしまったような気がするが、 遊佐の持っていたエッセンスを一時引き継いだアーティストが、 このさねよしいさこだったのではないかと、個人的に思っている。 彼女の「不思議」ぶりは遊佐の比ではなかったのだが、 時代は移り変わって、もはや「不思議少女」を求めなくなったことが、 彼女と彼女をとりまくプロジェクトの誤算だったような気がする。

このアルバムはそのさねよしいさこが発表した傑作アルバム。 中でも「イーハトーヴ」が彼女の持ち味を最高に生かした作品。 彼女が宮澤賢治という現象を解釈するとこうなるということか。

一時期なりを潜めていたが、MIDI移籍後、 着実な活動を展開している。 できれば彼女の持つ「不思議」を全面的に押し出した作品を聴いてみたいと思うのは、 80年代に青春を送った者の欲なのかもしれないのだろうか。


今日のひとこと:
最近では村上ユカかな。


1991年11月21日CD発売
「手足/さねよしいさこ」

本日聴いた楽曲など MUSIC
「CUPS/アンダー・ワールド」
前半と後半の展開の違いがほとんど快感。 シンプルでスピード感あふれる楽曲は彼らならではの作品か?。

MUSIC
「箱入り娘の嘆き/中山忍」
戸田誠司氏の魅力満載の楽曲。 ほとんど「フェアチャイルド」状態で好感。 テクノアイドルいらっしゃい!。

MUSIC
「浪曲インベーダー/電気グルーヴ」
浪曲とSF…。誰もが考えそうで考えつくことはありえないコンセプト。 実際考えついても実践しないだろうに、それをやってしまうのが、 石野卓球氏の本領というところか?。

本日のメモ
・本日の更新情報

1983YMOカレンダー−1983年12月16日分


・本日のインプットメディア

特になし



2000.12.17(日)

メディア・タイトル 感想(その日の気分)・備考など
CD

WE WISH YOU A MERRY CHRISTMAS


参加アーティスト:細野晴臣、ムーンライダース、越美晴、 上野耕路、戸川純、ピエール・バルー、大貫妙子、伊藤銀次、 立花ハジメ、高橋幸宏

という¥ENレーベル所属だったアーティスト+αが参加した 個人的にもっともよく聴いているクリスマスアルバム。 この時期になると必ず一度聴いてクリスマスの思い出を懐かしむことにしている。 特に高橋幸宏氏による「ドアを開ければ…」はこれこそ高橋ポップの神髄あふれる楽曲。 歌詞も曲も編曲に素晴らしい出来。何年経過してもけして古さを感じさせない、永遠の クリスマスソングの一つ。

いつ頃からかクリスマスは 特別な行事ではなくなってしまったのだろうか。 年齢を重ねたということなのか、 それともクリスマス自体に新鮮さを感じなくなったということなのか。

逆にこの時期は、リアルタイムで体験するクリスマスのことではなく、 子どもの頃の懐かしい思い出の中にあるクリスマスのことばかり考えるようになっている。 けっして、豪華ではなかったけれど、 心がこもった贈り物の思い出のこと。笑顔の思い出のこと。 あの頃はよかったと思うことはないけれど、 あの純粋な気もちをもう一度味わうことができたらと考えることもある。 もう遅いのかもしれないけれど。

いろんな新しいものを知り、 同時に少しずつ古いものを失っていくのだとしても、 それでも前に向かって進まなければいけないと思う。 それが今より状況が悪くなると知っていたとしても、 前へ前へと…。


今日のひとこと:
今年のクリスマスが皆さんにとって大切な宝物になるといいな。


1983年11月21日LP発売
「WE WISH YOU A MERRY CHRISTMAS」

本日聴いた楽曲など MUSIC
「ひだまり/西村由紀江」
個人的な西村音楽体験の原点に戻る。 派手ではなくてこんな小さな音楽に何故惹かれたのか、 音楽体験というのは理屈ではない、ということなんだろう。 やっぱりぬくもり感じたいね。

MOVIE
「Love Letter」
寒い冬には毛布に包まり、 あったかな気もちでこの映画を見るのが習慣になっている。 暴力的な映画はもういいと思う。心がほっとする映画がいいな。 「その恋は届くはずのない一通のラブレターから始まった」

MUSIC
「HIS SMILE/REMEDIOS」
映画「Love Letter」サウンドトラック一曲目から。 冒頭のシーン、実は時間調整のためカットされる予定だったとか。 でも、あれがあるとないとでは物語に入る気分が違うよね。

MUSIC
「i・no・ri/西村由紀江」
今年3回、生演奏を聴くことができたのは幸せなことかもしれない。 すべての人が幸せになることができたらいいんだけれど。 そのために自分が出来る小さなことは何だろうか?。

MUSIC
「MUSIC For Seashore/pacific 231」
細野晴臣氏のデイジーワールドツアーから。 ディープ・フォレストの新譜も南国がテーマということだけれど、 この手のサウンド早く聴きたい。初夏が待ち遠しい。

本日のメモ
・本日の更新情報

1983YMOカレンダー−1983年12月17日分


・本日のインプットメディア

特になし



2000.12.18(月)

メディア・タイトル 感想(その日の気分)・備考など
CD

春がいっぱい/大村憲司


音楽を聴いても、声もまた音楽を構成する音のひとつとして聴いてしまうため、 歌詞の意味がなかなか耳に入ってこないのだが、同じように(若干意味が違うけれど)ギターの音もなかなか耳に届かないような気がする。音楽の原体験がYMOだったためか鍵盤楽器の音、シンセサイザーの音は全く問題なく耳に届くのにもかかわらず。

YMO最初のライヴアルバム「パブリックプレッシャー」は、 渡辺香津美のギターが契約の関係でカットされたため、 坂本氏がスタジオでキーボードを重ねた、というのは有名な話だが、 そのために人工的な感覚とライヴの有機的なノリが交じり合った、 とても不思議なグルーヴを持ったライヴアルバムになっていると思う。 後日渡辺音源が附加されたライヴCDを聴く機会に恵まれたが、 人工的な感覚が皆無であり非常に困惑した覚えがある。

その点で「浮気なぼくら」でのビルネルソンの演奏は全く違和感がないのは、 YMOの音とあまり差異を感じなかったという部分にあるのかもしれない。

大村憲司のYMOライヴでのギターにもビルネルソンの演奏と同じものを感じる。 YMO80年ワールドツアーでの彼の演奏は、 まさにYMOの音との(違和感のない)共演という趣向が強く、 ギターの音が耳に届かない自分にとって、 数少ない耳に届くギター音になっている。

まずは「春がいっぱい」を聴いてほしい。 彼の演奏がいかにYMOの音に溶け込んでいたのかという 謎がそこに隠されている。

ある意味で、 自分にとって最初に意識したギターリストが大村憲司だったということか。

遊佐未森の武道館ライブ「アロ〜ハ・ミモリータ」での姿が、 彼の演奏する姿を見た最初で最後の機会になってしまった。 彼が亡くなってすでに一年あまりの歳月が経過してしまった。 死を悼むだけでは何も生まれはしない。 YMO亡き音楽業界でYMOの意志を次ぐ、 あるいはYMOの影響を間接的に受けているアーティストを 見つけ出すように、 大村憲司の意志を次ぐアーティストを探すことこそ、 彼の音に対する恩返しなのかもしれない。

さて以下は大村憲司特設掲示板開設のお知らせメール。 メールをアルコ堂に送信してくださったYukarinさんの言葉通り 全文を掲載することにしたい。

坂本龍一メーリングリスト、加藤和彦メーリングリストのYukarinで す。 大村憲司追悼コンサートin青山劇場はみなさんお疲れ様でした。

MLをまたがり多数の方が参加されたと思いますので、どこかまとめて 話せる場を 設けたほうがいいと思いまして、急遽大村憲司特設掲示板を以下のURL に開設しました。 http://www.geocities.co.jp/Broadway/1003/

この投稿は龍一・加藤MLとアルコ堂、東芝EMIにしますので、この まま回して頂いて結構ですので、 皆さんの普段のML(今日の出演者ML特に歓迎)コンサートを見られ たお友達などにお知らせ頂ければと思います。

関係者、見にこれなかった人も大歓迎です。 みんなでケンジさんの追悼の2次会をやりましょう。


今日のひとこと:
「外人天国」も好きなアルバム。


1981年02月21日LP発売
「春がいっぱい/大村憲司」

本日聴いた楽曲など MUSIC
「SEIKO IS ALWAYS ON TIME/大村憲司」
坂本節。こういう気軽な感じの曲もいいですね。

MUSIC
「BRIGHTNESS OF LOVE/松浦雅也」
映画「スイートホーム」サウンドトラックから。 とにかく後半の展開が美しすぎる!。松浦さんゲームではなくて音楽作ってほしいなあ。

MUSIC
「ワイルド・チャイルド/エンヤ」
まさにエンヤとしかいいようがない、いかにも彼女らしい楽曲。 ライヴはやはり不可能でしょうねえ。

本日のメモ
・本日の更新情報

1983YMOカレンダー−1983年12月18日分


・本日のインプットメディア

特になし



2000.12.19(火)

メディア・タイトル 感想(その日の気分)・備考など
CDBOX

風街図鑑〜風サイド/松本隆


[風編]ザ・グレイテスト・ヒッツ50。30年間でベストテンに入った作品、 131曲。その中から松本隆自身が50曲を選びました。

音楽を聴いても言葉(正確には言葉の意味)がほとんど耳に入ってこなかった。 音楽とは音そのもの、あるいはメロディだと思ってきたから、 それは仕方がないことだったのかもしれないが、実は音楽の楽しみの半分を放棄してしまったということなのかもしれない。

音楽ベストテンというものにまったく興味がなかったということもあるが、 このCDBOXに収録されているほとんどの楽曲を真剣に聴くことがなかったように思う。という表現では控えめか。もっときつい書き方をするならば、ほとんどの楽曲はこのBOXを購入しない限り一生(積極的に)聴くことがない類の音楽だろう。

というあまり親しみがない音楽ということもあってか、 解説本の収録されたほとんどのオリジナル詞を 何の先入観もなしに読むことが出来たような気がする。 音楽の一部としての「詞」ではなく、純然たる「詩」として。

同時にこの[風編]は松本隆という作詞家の闘いの記録だと感じた。 何に?それはこのBOXを聴くことが見えてくるはず。

いずれにしろ同時発売された[街編]と合わせて、 心して聴くべき類のCDBOXということだろう。


今日のひとこと:
ただし、収録アーティスト紹介はひどい。というより残念な出来。 特にYMOの項目。過激な淑女の作詞は松本隆ではなく売野氏だし、 YMOに日本語の歌詞を書いたのはもう一人いることを忘れている。 資料にミスがあるとその他の資料の信憑性が疑われる。 スタッフの素晴らしい仕事ぶりが目立っている高額商品だけに非常に残念なところか。


2000年02月19日CDBOX発売
「風街図鑑〜風サイド/松本隆」

本日聴いた楽曲など MUSIC
「ハイスクールララバイ/イモ欽トリオ」
「風街図鑑〜風サイド」から。松本隆+細野晴臣。最強のコンビが作り出した音。 アルコ堂が選ぶテクノポップベストワンでもある。

MUSIC
「天国のキッス/」
「風街図鑑〜風サイド」から。1983年の春〜夏にかけてYMOとともに流行した曲。細野晴臣氏のテクノ魂が全開状態に。

MUSIC
「ティアドロップ探偵団/イモ欽トリオ」
これも「風街図鑑〜風サイド」から。もちろん松本隆+細野晴臣コンビ作品。 出来れば「ティーンエイジ・イーグルス」を収録してほしかったけれど。

本日のメモ
・本日の更新情報

1983YMOカレンダー−1983年12月19日分


・本日のインプットメディア

特になし



2000.12.20(水)

メディア・タイトル 感想(その日の気分)・備考など
CDBOX

風街図鑑〜街サイド/松本隆


[街編]マイ・フェイヴァリット・ソングス50。 69年〜99年に書いた詞、約2,000曲。 その中から、本人が愛着のある50曲を集めました。

正直に書いてしまおう。 CDボックス[街編]の方が、[風編]よりずっと好感を持っている。 それはやはり本人が愛着のある曲が選択されているということもあるのだが、 松本隆氏自身の心象風景をそこに見出すことができるということに 他ならないのではないか、と思う。 はっぴいえんどの時代、いやそれ以前から連綿と続いている彼自身の生き方なのかもしれない。

とはいうものの[風編]を否定するということではない。 ベスト10に入ったかどうかという違いに過ぎないだけであって、 本質的な部分はまったく共通しているのだから。

松本隆ボックス(普及版)、そして細野晴臣ボックスと2000年は、 自分が聴いてきた音楽を作り出してくれた世代の仕事が纏められる機会が 多かった。20世紀最後だからと言ってしまえばそれまでだが、何故今この時期に 彼らの音楽活動の記録が相次いで発売されているのか、その意味について考えたいと思っている。残念ながら松本氏の仕事にはリアルタイムで意識することはあまりなかったけれど、彼らの詞と音楽に巡り合えたことに感謝したい。


今日のひとこと:
飯島真理「1グラムの幸福」が収録されたのは非常に嬉しい。 しかもコメントが「スタンダードになることが多い」。 やはりこの頃、彼女の作品はよかったということか。


2000年02月19日CDBOX発売
「風街図鑑〜街サイド/松本隆」

本日聴いた楽曲など MUSIC
「1969年のドラッグレース/大滝詠一」
「街編」1枚目の一曲目にこの曲を持ってきたことの意味。 彼らはまた巡り合うことがあるのだろうか?。

MUSIC
「ひだまり/西村由紀江」
多分一生好きでいると思う。大切な出会いがあるから人生は面白いのかもしれない。

MUSIC
「時代よ変われ/つみきみほ」
細野晴臣作曲。歌詞がすごい。またバグパイプが原作向田邦子、 ドラマ「阿修羅のごとく」のテーマ曲を彷彿させる。

本日のメモ
・本日の更新情報

1983YMOカレンダー−1983年12月20日分


・本日のインプットメディア

Magazine/幻想文学13/フランス幻想文学必携
Magazine/幻想文学30/異端文学マニュアル
Magazine/ブックガイドマガジン第三号/旅行記の快楽
CD/アンバー/オウテカ
CD/ビギニング・トゥ・メルト/ジャンセン・バルビエリ・カーン





メディア日記12月上旬へ メディア日記12月下旬へ

メディア日記メインへ




ホームページに戻る

mimo1983への
お手紙はこちら
mimori@chokai.ne.jp

2つ戻る 前へ ランダムで移動 日記リング リストを表示 次へ 2つ次へ
連絡


All contents copyright
1983アルコ堂EX・mimo1983