1983アルコ堂メディア日記
2001年9月下旬分


このページはmimo1983がその日体験したメディアを紹介するものです。
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2001.09.21(金)

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本日のインプットメディアから

CD
「オフィーリア/井上鑑」〜2001.09.27発売予定

 西村由紀江のピアノ音楽が彼女自身の内面へと向かう音楽だとするならば、 井上鑑のピアノ音楽は外側へと向かっていく、そんな音楽のような気がする。 そう考えることで西村由紀江の音楽が枚数を重ねる毎に、よりシリアスになっていくという意味が理解できる。 もちろんその違いは音楽の優劣とはなんら関係しないし、 どちらの音楽も好きなことに変わりはないのだが。

 この井上鑑によるアルバムは12の物語に捧げる12のピアノ曲集。 彼自身が12の物語にインスピレーションを得て、その一つ一つに音楽をつけたもの。
「ハムレット」、「沈黙の春」、「雪のひとひら」、「葉っぱのフレディ」、「西風号の遭難」、「深夜特急」、 「たんぽぽのお酒」、「クマのプーさん」、「長距離ランナーの孤独」、「カタロニア賛歌」、「太陽の子」といった作品が 選ばれた。

 残念ながら半分程度しか読んでいないため何ともいえないが、多彩な顔ぶれの物語を選択しているという気がする。 井上氏の趣味なのだろうか。ライナーノートを読む限りその推測は間違っていないようだ。

 アルバム全体に感じることだが、シリアスな音楽というよりクールで軽快な音楽が集まっているという印象をうける。 また、12の物語を知らずとも、1曲1曲を単独で聴いても充分楽しむことができるのは、 やはり井上鑑が作り出す音楽そのものが持つ力のためだといえるのではないか。

 難解なピアノ音楽もいいが、西村由紀江や井上鑑などのピアノ音楽も聴いてほしい。 きっと音楽が好きになれるはずだから。

今日の余談:このアルバムと同時にサイレント・レーベル初、五人のピアニストによるピアノコンピレーションアルバムが発売に。楽しみ。

本日のメモ

・本日の更新情報

1983YMOカレンダー〜1983年09月21日分


・本日の発掘〜

特になし



・アルコ堂主宰者的日常〜

暴力には暴力?。本当にそうなんだろうか。他に手はないのだろうか。勇気って難しい。



・本日のアクセス数(朝・起動時)

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2001.09.22(土)

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CD
「キャンパスノートサウンドトラック/中村幸代」〜1996.03.06発売

 それにしてもサウンドトラックデータベースが欲しいと思う。

 というのも、CDリリースを知る情報源としてCDジャーナルを購読しているのだが、 文字情報が延々と並んでいる作りのため、 通常のCD、DVDについては発売日とタイトルについては問題がないのだが、 サウンドトラックアルバムについては作者名が記載されていないという致命的な欠点がある。

 これはTVに限らず映画項目などについてもそうで、この部分が改善されたら、 もっといいデータベース雑誌になるのではと思っている。同傾向の他誌と比較してもその差は歴然としている。 やはり音楽を作った音楽家の記載はほしい、いや記載すべきではないか。

 最近岩代太郎という音楽家の作品が特に好きなのだが、 TVサウンドトラックが中心なので、なかなか発見できずにいる。しかも多作ということもあり、ますます最新のデータベースが必要になっている。

 それでは、と実際にCDショップに出かけるわけだが、 当然のことながら、全てのサウンドトラックアルバムが店頭に並んでいるはずもなく、 好きな音楽家が担当したサウンドトラックがなかなか分からない。 テレビを見たら分かるのでは、という声も聞こえてきそうだが、 残念ながらここ数年、日常生活でテレビを見るという習慣がないのだった。

 例えば「ナースのお仕事」というTV作品があるのだが、 この音楽を担当したのが初期ピチカート・ファイヴの鴨宮氏。 ソフトロックテイストの軽快な音楽を聴かせてくれる。 テレビを見ていないわけだから、CDショップと情報雑誌だけが頼り。

 余談はさておき、この「キャンパスノートサウンドトラック」はそんな埋もれていたサウンドトラックの一枚。 サウンドトラックのアルコ堂的楽しみ方として、 音楽だけを聴いて実際の作品を想像するというパターンがある。 これは非常に楽しい行為で、実際の物語と想像する物語が違っていても構わない。 むしろそのギャップが激しいほど、音楽としてはいいのかもしれない。 しかしサウンドトラックとしては…。

 ところで「キャンパスノート」とはどんな作品だったのだろうか…。 音楽を聴く限りでは軽快な雰囲気が全体を包み込んでいるため、 青春モノ、というところか。

 サウンドトラックは旬のものということもあり、 時期が過ぎると中古CD店に廉価で出回る。 作品で選択せずに一枚の音楽作品として購入してはいかがだろうか。 もしかしたら一生モノになる、かもしれない、そんな未知なる魅力が隠されているような気がしてならない。

今日の余談:中村幸代さんはエレクトーン奏者。ということは鍵盤派にオススメしたい。

本日のメモ

・本日の更新情報

1983YMOカレンダー〜1983年09月22日分


・本日の発掘〜

特になし



・アルコ堂主宰者的日常〜

信じられる人がいるということ、それだけで力が出てくる。



・本日のアクセス数(朝・起動時)

〜186,699アクセス



2001.09.23(日)

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MUSIC
「Martiniqueの海風/今井美樹」
〜1994.09.02発売「ア・プレイス・イン・ザ・サン」より

 アルコ堂HPで今井美樹という言葉が登場したのは恐らく初めてではないだろうか。 さては日和ったか、という向きもあろうが、理由は単純。坂本龍一氏が アルバム「ア・プレイス・イン・ザ・サン」で三曲サウンドプロデュースを務めているということ。

 三曲中、表題曲はいわゆる教授節が充分に楽しめる楽曲に仕上がっている。 80年代初期から中期にかけて坂本氏は様々なアーティストのプロデュースを手掛けているが、 その当時の雰囲気を留めている曲といってもいいだろう。 曲がどんどん展開していく様はまさに職人の技。 インスト曲として聴きたいという気がする。

 非常に申し訳ないが特に今井美樹には興味も関心もなかったため、 このアルバムの存在自体知らなかった。もし坂本氏が手掛けているということが分かっていたら、 もっと早く聴いていたのだが、と、悔やむことしきり…。 (もっとも今だからこそ1/10程度で購入することが出来たわけで難しいところでもある)

 この後、これら楽曲の雰囲気がそのまま中谷美紀のプロデュースへと繋がるわけで、 ある意味で重要な作品だったということなのかも知れない。

今日の余談:「ア・プレイス・イン・ザ・サン」は坂本氏によるインスト曲も収録しているのだった。 これがまた小曲ではあるが絶品でした。

本日のメモ

・本日の更新情報

1983YMOカレンダー〜1983年09月23日分


・本日の発掘〜

特になし



・アルコ堂主宰者的日常〜

この休日で考えていたことは一つだけ。最近そんな毎日が続いている。



・本日のアクセス数(朝・起動時)

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2001.09.24(月)

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CD
「アカリ/村上ユカ」〜2001.07.31発売

 好きな音楽家が自分の志向に合致した歌詞と曲とアレンジでアルバムを作ってくれたら…というのは、 ファンとして至極当然ともいえる感情だと思うのだが、 今回の村上ユカのアルバムはまさにアルコ堂主宰者が今聴きたい、 今求めているそんな楽曲ばかりが集約している一枚という気がする。 しかもアートディレクションまで自分の好みであり非の打ちようがない。

 特に曲とアレンジはテクノ世代には堪らないのではないかと感じる。 YMOは日本でしか作り出せない音だったと思うが、 今回のアルバムもまさに日本でしか作り出せない音であると断言しよう。

 この場合の「日本でしか」という意味は、場所ということではなくて、 日本的風景が体に染み付いている者にしか作り出すことができず、 恐らく日本で生まれ育ち、テクノポップが原体験としてある者にしか分からない感覚のこと。

 海外の真似をした音ではなく、日本でしか、もっというならば村上ユカしか作れない、 そんな本当の意味でのオリジナリティ溢れた楽曲の数々が今生まれたことに感謝したいと思っている。 今日は無条件に村上ユカのニューアルバム「アカリ」を支持するものとする。

今日の余談:しかし、彼女も母親になったんですねえ。世界観が変わっていないことに安堵したところ。

本日のメモ

・本日の更新情報

1983YMOカレンダー〜1983年09月24日分


・本日の発掘〜

CD/アカリ/村上ユカ
CD/ひとつ屋根の下2/日向敏文
サントラ収集活動開始。キーワードは日向敏文、岩代太郎、1,000円以下。



・アルコ堂主宰者的日常〜

意志を伝達するツールとして様々な機器が存在しているが、 一番大切なものは思いというところか。



・本日のアクセス数(朝・起動時)

〜187,127アクセス



2001.09.25(火)

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CD
「フラッシュパパ/電気グルーヴ」〜1991.04.10発売

 電気グルーヴが解散というニュースを知り、 とうとうこの時が来たのかという感慨深いものがあった。

 それにしても10年…。10年という歳月は長い時間ではあるが、 少なくても電気グルーヴの音楽に親しむことができたことで、 有意義に過ごすことができた、と今更ながら感じている。

 そんなことを思いながら、彼らの残したファーストアルバムを聴くと、 当時の状況がまざまざと蘇ってくる。音楽を聴くことで自分自身の記憶が蘇ってくる。 その一つ一つが貴重な体験であり、 なによりかけがえのない財産になっていることに気づく。

 音楽では何も救うことができないかもしれないが、 音楽を聴くことで記憶の強化はできる。 自分にとって音楽は、記憶を解き放つカギのような存在なのかもしれない。 所有している膨大なCDの一枚一枚がそのカギであり、過去への道しるべになる。

 これからも音楽を聴きつづけるだろう。誰のために?。もちろん自分自身のために。

今日の余談:結局、電気グルーヴとしてのライヴは未見のまま。

本日のメモ

・本日の更新情報

1983YMOカレンダー〜1983年09月25日分


・本日の発掘〜

特になし



・アルコ堂主宰者的日常〜

個人の力なんてたかがしれている。 でも、それでも自分自身の力を信じて行動できる人がいる。 自分には何ができるのだろうか…。



・本日のアクセス数(朝・起動時)

〜187,327アクセス



2001.09.26(水)

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CD
「喫茶ロック〜地球はメリーゴーランド〜ソニーミュージック編」〜2001.09.19発売

 カフェ・ブームも中盤というところだが、また好企画CDシリーズがリリースされた。 喫茶ロックシリーズというキング、東芝EMI、ソニーミュージック三社による共同企画モノ。

 個人的にはYMO、テクノ以降がリアルタイム体験だったため、 この時代(1970年〜75年)は正直なところ追体験というところ。

 以前5社共同企画で発売されたシティポップシリーズが 1970年代後半から80年代初頭の一つの風景だとするならば、 このシリーズもまた一つの時代の風景だといえる。

 ごく一部の音楽家たちが洋楽コンプレックスと土着的日本風景から少しずつ脱して、 新しい音楽を作り出そうとする様に快感を覚える。 常に若い世代は従来の常識を建設的に破壊する。そしてその建設的破壊こそ、 次の新しい何かを生み出す原動力になるのだ。

 そんな様々な過去の足跡が、CDというメディアを通じ、ほぼ均等な条件で、 比較的廉価で体験できる時代ではあるが、過去だけにとどまってばかりはいられない。 やはり今現在進行形で行われているはずの建設的音楽破壊を見守りたいという思いもある。 それを見守ることができるのが、ずっと音楽に何かを得てきた者の義務のような気がする。

 果たして次なる新しい建設的破壊者は誰なのだろうか。大いに期待しつつ…。

今日の余談:アルファ音源がやはりいい。村井邦彦氏の徹底したソフトロックテイストに脱帽。

本日のメモ

・本日の更新情報

1983YMOカレンダー〜1983年09月26日分


・本日の発掘〜

BOOK/NHK少年ドラマシリーズのすべて/増山久明
CD/喫茶ロック〜地球はメリーゴーランド〜ソニーミュージック編
少年ドラマシリーズ本は労作であり力作。アルコ堂もこういう出版モノを目指したいものです。 また喫茶ロックも貴重な音源をよくぞ発掘したという印象。こういうCDはすぐ廃盤になるので早めに購入、と。



・アルコ堂主宰者的日常〜

今週は月曜日が休日だったため、時間感覚が若干ズレているような感がある。 これ戻るとまた休日なんだよなあ。



・本日のアクセス数(朝・起動時)

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2001.09.27(木)

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CD
「PURE BEST/坂本龍一」〜2001.09.27発売

 グートレーベル期というのは坂本氏にとってどんな時期だったのだろうか。 ワーナーミュージックに移籍後の「ウラBTTB」、「LIFE」、「ZERO LANDMINE」 「CASA」といったオリジナリティー溢れる活発な活動を見るにつけてその思いは強くなる。

 個人的にグート時というのは豊饒の時期だったのではないかと考えている。 言い換えれば今までの活動を総括した時期ということ。

 言ってみれば収穫期というところ。 収穫の後には当然種を蒔く必要があるわけで、 今までの活動を一旦総括し、次の新しい活動に備えていたというところだろうか。 新しいメディア(インターネット)を新しい武器に…。

 このベストアルバムはそのような聴き方をするのが一番正しい聴き方という気がする。 おなじみのナンバーでグート期を回想しつつ、新しい坂本音楽を聴くというような。 新しい坂本音楽。それは坂本氏の頭の中で今起こりつつある化学反応のこと。 果たしてどんな音楽を聴かせてくれるのだろうか。

今日の余談:うーん、寝言文化人かあ。週刊文春…。

本日のメモ

・本日の更新情報

1983YMOカレンダー〜1983年09月27日分


・本日の発掘〜

CD/PURE BEST/坂本龍一



・アルコ堂主宰者的日常〜

月の光、月光浴。



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2001.09.28(金)

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CD
「トゥー・ブリッジズ/サイズ」〜1996.08.01発売

 静かな幕切れと賑やかな幕切れ。そのどちらも結局のところ同じ意味でしかないが、 サイズの幕切れは前者だったということはいうまでもない。とても静かな終焉だった。

 このラストアルバムでは全ての楽曲にニューミックスを施すなど、 最後まで一筋縄ではいかないところを見せてくれたように思う。 既発の音源を集めて一枚のCDとしてリリースする気になればいくらでもできるはずなのに、 それをしなかったプロデューサー松浦氏の心意気が感じる。

 それにしてもサイズが一般的に受け入れられていたら、とつくづく思う。 ポップでなおかつ実験的、しかも(嫌な言い方かもしれないが)カラオケに十分対応できる、 ある部分で大衆性をも持っていたと感じるだけに惜しい気がする。 たった一アーティストによって音楽業界が変わるとは信じていないが、 少なくても様々な音楽が一般的に受け入れられるということは悪いことではない。 爆発的に売れるミュージシャンとそうではないアーティストばかり存在していて、 中間的な存在がいないというのは実に問題ではないか。

 いずれにしろ不思議なことは当時サイズのファンだった人間たちは一体どこに行ってしまったのだろう、ということ。 何度も言うようだがサイズ再評価の機運が高まってもいい時期ではないかと思うのだが。 ここはアルコ堂メディア日記などで細々と再評価するしかないのだろうか…。

今日の余談:アルコ堂に遊びに来てくれている方でサイズファンの方はいますか?。

本日のメモ

・本日の更新情報

1983YMOカレンダー〜1983年09月28日分


・本日の発掘〜

特になし



・アルコ堂主宰者的日常〜

少しの時間、大切な時間。



・本日のアクセス数(朝・起動時)

〜188,012アクセス





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