1983アルコ堂メディア日記
2001年10月上旬分


このページはmimo1983がその日体験したメディアを紹介するものです。
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2001.10.01(月)

メディア・タイトル 感想(その日の気分)・備考など
本日のインプットメディアから

CD
「PURE BEST/中谷美紀」〜2001.09.27発売

 YMO系統(この表現が適切かどうかは分からないが)の音楽を聴いて20年あまり。 一番の幸福は様々な音楽家の作品にふれることができたということではないか。 一つの音楽にとどまらず様々な連関によって広がっていく音楽の世界。 もっともそれを必要としない人がいることも確かではあるけれど、 少なくても自分自身はその事実だけでもずいぶん救われていたような気がする。

 というところで、中谷美紀。彼女自身に実は全く興味がない。 彼女がどんな芸能活動をしているのか、 プライヴェートでは何をしているのかといったものを含めて。 おそらく坂本龍一氏が彼女のサウンドプロデューサーでなかったとしたら無関心な対象の一人だったと思う。 というより彼女のみならず一般的な芸能人には全く関心がないのも事実。

 実際、このベストアルバムを聴いてもサウンドばかりに耳を傾けている自分自身を見つけている。 素材の持ち味を生かしている坂本氏のサウンドプロデュースに脱帽というところ。 いっそのこと、同内容のインストディスクをつけてリリースしてもよかったような気がする。

 とはいうものの、声質は必ずしも嫌いではない。「砂の果実」は例のヒット曲のカバーだが、 オリジナルよりずっと自分の嗜好にあっている。

 スローで耽美な曲もいいが「キノフロニカ」、「MIND CIRCUS」といった傾向の曲をこれからも取り上げてほしい。 一つの方向性に限定するのはまだ早いと思うのだが…。 結局、興味がないといいつつ、新曲がリリースされる度購入している自分がいるということは、 期待しているということなのだから。

今日の余談:シングル中心になるのは止むを得ないか。

本日のメモ

・本日の更新情報

1983YMOカレンダー〜1983年10月01日分


・本日の発掘〜

CD/PURE BEST/中谷美紀



・アルコ堂主宰者的日常〜

寒い秋になりそうだが、心はあたたかな秋になる予感。



・本日のアクセス数(朝・起動時)

〜188,794アクセス
気が付けばもうすぐ19万アクセスか。



2001.10.02(火)

メディア・タイトル 感想(その日の気分)・備考など
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CD
「喫茶ロック〜やさしい朝の唄〜キング編」〜2001.09.19発売

 二重生活をすすめたい。

 といっても実生活での二重生活ということではない。具体的には日中、自分に与えら れている本来の仕事に取り組み、仕事から解放された瞬間から意識を変えるというこ と。

 例えばこの「喫茶ロック」での坂本龍一氏の仕事を見てみよう。 若き日の坂本氏が「喫茶ロック」的な世界でいわゆる「お仕事」としてのスタジ オミュージシャン、アレンジャーの傍ら、個人としてスタジオに入り当時の最新機器 であるアナログシンセサイザーを操り、自分の頭に鳴り響いている楽曲をコツコツと 一つの形に造りあげているその情景。

 それが傑作アルバム「千のナイフ」、「イエ ロー・マジック・オーケストラ」につながっていったのだ、ということを想像するだ けで胸躍るものがあるではないか。 日常にありながら意識は別の遥か高みに位置している…。 これこそが自分にとって理想的な二重生活といえる。

 意識の変え方は簡単。自分の好きなことを考える、ただそれだけ。考えることは自分 の趣味のことや自分が関心のある出来事。日常との差異が広ければ広いほどいい。そ れだけ別の世界が広がるということなのだから。

 そういう意味ではこのアルコ堂HPという場は自分にとって、一つの二重生活拠点と いえるのだろう。自分自身の考えが整理され、なおかつ日常生活とは全く関係せず ネット上で広がっていくのだから。やはり日常と完全に分離しているというところが いい。

今日の余談:といいつつ、こうして毎日更新作業に取り組んでいるわけか。

本日のメモ

・本日の更新情報

1983YMOカレンダー〜1983年10月02日分


・本日の発掘〜

CD/喫茶ロック〜やさしい朝の唄〜キング編



・アルコ堂主宰者的日常〜

なんか気分は上々。こんな気分って滅多になかったなあ。



・本日のアクセス数(朝・起動時)

〜189,074アクセス



2001.10.03(水)

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MUSIC
「大切な物/高野寛」〜1991.03.07発売アルバム「CUE」収録

今までいくつ物を買い
そしていくつ物を捨てたか
僕等は物を手に入れることで
幸せも買えるように思っていた
見るものや食べる物がどこから来たのかも
どこへ行くのかも僕らは知らない
次々と機械が生まれては消え
そして夢の島へと葬られていく

 平和も食べ物もそこにあることが当然だと思っている僕たち。 しかしここ数週間のニュースで感じることは、 その当たり前のことが、実は特別なことだったということ。

 ひとつのシステムに異常が発生することで、 連関する全ての出来事は崩壊していく。 そして様々な場所に波及しそちらの秩序を破壊していく。 僕たちはなんて脆弱なシステムの中で生きているのだろうか。 なんて問題意識のないまま日常をぼんやりと生きているのか。

 平和は誰かが守るものではなく、自分自身で勝ち取らなければいけないし、 食べるものがどこからきているのか、どんな流れになっているのかということを 自覚しなければいけないということ。そう考えることで少しでも今の状況が変わるのならば…。

 そんな社会システムの中で僕たちは生きている?。 …もしかしたら生かされているのかもしれない。

今日の余談:でも、一過性の出来事として人々の記憶からすぐに忘れ去られてしまう事実もあるのだ。

本日のメモ

・本日の更新情報

1983YMOカレンダー〜1983年10月03日分


・本日の発掘〜

特になし



・アルコ堂主宰者的日常〜

昨日の気分とはうってかわって気分がよくない。頭が痛い…。



・本日のアクセス数(朝・起動時)

〜189,351アクセス



2001.10.04(木)

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CD
「チアフル・モンスター/インスタント・シトロン」〜1997.10.22発売

 それにしても全く日本的な風景が頭に浮かび上がってこないのはさすがというところか。 これは音楽が洋楽風(楽曲やソウルフルな歌い方、衣装やコンセプトが海外風) というような生易しいものではなく、感覚自体がもう日本的ではないとしかいえない。 意識の存在する場所が既に日本という土着的暗さを持つ場所ではないということ。

 考えてみればフリッズ・ギターの時もそうだったし、ドゥピーズもそうだった。 これは後天的なものなのか、それとも先天的なものなのだろうかと考える場合、 その両方を兼ね揃えている世代が確実に育っているということを感じる。

 まあ、理屈はいいだろう。 まずはこのアルバムを聴いてみよう。 特に子供たちのつたない合唱を聴くことができる「ADVENTURE MONSTERS」。 音楽というものは確かに人の心を暖かくする、してくれるということを実感できる曲。 幸せというのは欲張りさえしなければすぐそばにあるものなのだ。

今日の余談:注文後一ヶ月経過…HMVさん頼むよ、まったく。 廃盤と思いきや入荷したのでまずはよしとしよう。以上業務連絡。

本日のメモ

・本日の更新情報

1983YMOカレンダー〜1983年10月04日分


・本日の発掘〜

CD/チアフル・モンスター/インスタント・シトロン
CD/チェンジ・ディス・ワールド+1/インスタント・シトロン
CD/リトル・ギャング・ザ・ユニヴァース(再発版)/インスタント・シトロン

一ヶ月…。遅いよ、全く。



・アルコ堂主宰者的日常〜

確実に訪れる死という概念を早く自分のものにしてしまうことで、 日々を無駄に過ごすことがなくなる。



・本日のアクセス数(朝・起動時)

〜189,564アクセス



2001.10.05(金)

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CD
「カフェ・アプレミディ・シリーズ」〜2000年発売

 車の運転をする時に合う音楽と合わない音楽があるのだが、 このシリーズの音楽は個人的に合わなかった。 正直なところ車の運転というものは、 音楽をのんびり聴くことに適した環境とはいえない。 もっとも時間の都合上、車中で音楽を聴く機会が多いのも、また事実だが。

 このシリーズの音楽は、 やはり「午後のコーヒー的なシアワセ」の時間に聴くことが一番ではないか。 一緒にいるだけでほっとできるような人と一緒の時間に聴きたい。 音楽で人は変えることはできないかもしれないが、 その場の空気感を変えることはたやすい。 音楽がきっかけで会話が弾むなら、いくらでも流しておきたい。

 収録されている楽曲はどれも2〜3分程度の長さということもあり、実に聴きやすいつくり。 選曲は60年代から70年代にかけてのいわゆるソフトロックを中心にしている。 しかも聴くだけでシアワセな気分になれる楽曲ぞろい。「音楽の魔法」がもし存在するのなら、魔法を信じたくなる。 過去の音源ではあるが確かに豊かな何かがあるのはいうまでもない。 その何かは…、各人が考えてみよう。

 とりあえず、すぐ廃盤にはならないとは思うのだが、心配な向きは早めの購入を。 もっともこういう優れたCDは細々とでも継続してプレスする義務があると思うのだが。

今日の余談:各社からリリースされているこのシリーズ10枚突破しているような気がする。各社のカラーが色濃く出ている。

本日のメモ

・本日の更新情報

1983YMOカレンダー〜1983年10月05日分


・本日の発掘〜

CD/風が生まれる瞬間/西村由紀江(輸入盤)



・アルコ堂主宰者的日常〜

同性だったらよかった。



・本日のアクセス数(朝・起動時)

〜189,815アクセス
もうすぐ19万アクセスなんですが…。



2001.10.08(月)

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MUSIC
「シムーン/イエロー・マジック・オーケストラ」
〜1978.11.25発売「イエロー・マジック・オーケストラ」収録

 これは「はらいそ」に続く幻のソロアルバム用に作った曲。 「HOSONO BOX 1969-2000」は細野氏による刺激的な発言が多数収録されているが、 この言葉もまたそんな刺激的な言葉の一つ。 「はらいそ」〜「コチン・ムーン」〜「イエロー・マジック・オーケストラ」という流れ以外にあったはずの、 「はらいそ」〜「幻のソロアルバム」〜「?」を想像するだけでファンならばワクワクするのではないか。

 考えてみればこのワクワクする感覚をこの10年あまりYMOや音楽に 実は感じていなかったのではないかと思う。 特にYMO。過去音源を発掘することばかりに関心が集まり、 一番最初に聴いた時のそんな感覚を忘れていたのかもしれない。 音は前作のコンセプトから遠ければ遠いほど刺激的だったはず。 結局のところいつの間にか音楽を聴くということに対して保守的になっていたということなのかもしれない。

 細野氏によるこの「シムーン」をそんな「あの頃」の気分になって聴いてみる。 すると今まで聴きなれているはずの「シムーン」が新しい顔を見せる。 その新しい顔というのは2001年10月08日の顔ではなく、 限りなく「あの頃」の気分に近い顔。またここから新しい音楽体験が始まる…。

 今週は「HOSONO BOX 1969-2000」を集中的に聴いてみようか。 少しでもあの頃の気分を取り戻すために。いや、あの頃の気分に戻ることでまた新しい自分が好きな音楽と出会うために。

今日の余談:しかしこの「HOSONO BOX 1969-2000」よく出来ている。選曲も音も。こういう仕事はもっと評価されるべきではないか。

本日のメモ

・本日の更新情報

1983YMOカレンダー〜1983年10月08日分


・本日の発掘〜

特になし



・アルコ堂主宰者的日常〜

メール消滅…。なんでまたよりによって…。



・本日のアクセス数(朝・起動時)

〜190,687アクセス
19万アクセスは2001.10.06早朝のようでした。



2001.10.09(火)

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MUSIC
「ほしをつぐものメイン・テーマ/細野晴臣」
〜1989年公開作品

 北野武が「その男凶暴につき」から一転して、子供に見せるべく企画した昭和への レクイエム・ファンタジー。 上司から繰り上げ退職を持ちかけられたオモチャ・メーカー勤務の中年男が、 突如昏睡状態に陥った。生死をさまよいつつ、彼は戦時中の幼児体験の記憶を思い起こし始めていく……。

 たった一分足らずの曲だが、非常に印象深い曲。 細野氏の作る音楽にはノスタルジーを感じるものが多いのだが、 この曲はその典型的な作品。系譜的には「銀河鉄道の夜」「モナドレーベル」というところか。

 それにしても自分たちがノスタルジーを感じるもの、出来事というのは、 メディアの中にしかないような気がする。 ちょうど現在この地球の一部で起こっている戦争状況に対して、 どこかしらリアリティーを感じないように、 リアルは現実ではなくディスプレイの向こう側、 マシーンの向こうにしかないのかもしれない。

 となるとインターネットやCD、DVDなどのメディアが、 与えてくれるものは、未来に向かっているリアルではなく、 実はノスタルジーを含んだ過去ではないか。

 自分が仮に昏睡状態になって見る夢は、 メディアを通じて体験した様々な個人的「リアル」かもしれない。

今日の余談:「ほしをつぐもの」オリジナルサウンドトラックCD化は望めないのか。

本日のメモ

・本日の更新情報

1983YMOカレンダー〜1983年10月09日分


・本日の発掘〜

特になし



・アルコ堂主宰者的日常〜

パソコン環境再設定で大変。



・本日のアクセス数(朝・起動時)

〜190,939アクセス



2001.10.10(水)

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MUSIC
「ベリッシマ/ピチカート・ファイヴ」
〜1988.09.21発売

 「オードリー・ヘップバーン・コンプレックス」のマジックが解けないまま、 「カップルズ」を延々と聴くことになるわけだが、 このアルバムでさらにピチカートマジックに取り囲まれることになるのだった。

 YMOの魅力は様々あるが、アルバム毎に顔が違うということが一番重要なことなのかもしれない。 それはYMO散開後の三人のアルバムにもいえることで、 前作との差異があればあるほど充実感を感じた。

 ピチカート・ファイヴにもそれを感じることが多かったような気がする。 特にこのアルバムでは佐々木嬢から田島貴男氏へとメインボーカルが交代するなど、 メンバーの入れ替え作業が行われ、 なおかつA&Mサウンドからよりソウルフルなサウンドへと劇的に変化している。

 正直なところ、戸惑う気持ちがなかったわけではない。 佐々木嬢の声質が非常に好きだったということもあるが、 「カップルズ」路線を続けて欲しいというファンの欲目もあったように思う。 その後、架空のサウンドトラック「女王陛下の…」、野宮譲にボーカルがチェンジする 新生ピチカートなどが控えており、その度毎に驚かされたわけだがそれはまた別の話。

 一旦イメージが確定するとその路線でしばらく続けるアーティストが多い中、 常に新しい音楽を貪欲なまでに作り出してくれたピチカート・ファイヴ。 この後、彼らのような存在のアーティストは出現するのだろうか。 今はただ新しいアーティストたちに期待したい。

今日の余談:ピチカートのアルバムジャケットはどれも好きだが、このアルバムは一、二を争う出来。

本日のメモ

・本日の更新情報

1983YMOカレンダー〜1983年10月10日分


・本日の発掘〜

特になし



・アルコ堂主宰者的日常〜

「争いは嫌だ。」



・本日のアクセス数(朝・起動時)

〜191,232アクセス





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