まずは右のプレーヤーの再生ボタンを押して、曲を聴いていただきたい。(短いです) 聴いたことがあるという方もいるだろうが、この曲は、1940年代にビング・クロスビー等が 歌ってヒットさせたジャズのスタンダード・ナンバー「YOU BELONG TO ME」である。 日本でも50年代に、なぜかコメディアンのトニー谷が日本語訳されたバージョンを歌って ヒットした。 |
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これを少しいじってみる。もともとメジャー・キー(長調)の曲なのだが、少しマイナー (短調)の味付けをしてみよう。全部をマイナー・コードにせずに、出だしのコード「C」 を「Am」にして、最後のコード「G7」を「E7」にするだけにしてみる。 右のプレーヤーで再生して聴いていただきたい。少々感じが変わったことに気づくだろう。 中間部のコードも少し変えているが、もともとのメロディーとの違和感はないだろう。 「ん?どっかで聴いた曲に似ているぞ!」と思った方はするどい!! |
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出だしのコードをマイナーに変えたことで生じた曲の雰囲気の変化にあわせて、メロディー ラインも少々いじったのが、このバージョンである。 そう!おなじみの「メリー・ジェーン」だ!日本のロック界に残る名曲である。 1971年につのだひろによって作られたこの曲は、私の記憶が正しければ、伝説のギタリスト 成毛滋(なるもしげる)と組んだスーパーバンド「フライド・エッグ」によって演奏されたは ずである。 ちなみにつのだひろ氏は、「うしろの百太郎」などで知られる漫画家つのだじろう氏の弟で ある。 それはおいといても、いっしょに流れている「YOU BELONG TO ME」のメロディーラインとあ わせて聴いてみるとほとんど同じであることがわかるだろう。 |